私学探検隊

MEISEIで自然と英語を武器にする6年間

(1)カナダ研修で英語熱を高める

カナダ研修

カナダ研修

「国際教育」に定評のある明星中学高等学校は今年度も中学3年生全員対象の「カナダ研修」を実施します。
この「カナダ研修」はバンクーバ郊外で6日間をホームスティと学校交流をメインに過ごします。特に学校交流ではクラス毎に5つの学校に分かれ、現地校の「普段」に入り交流することが大きな特徴です。「カナダの中学高校生は授業中に積極的に発言します。だから知っている単語をつなぎ合わせて聞いていると内容も理解できます。思ったよりも英語で授業を受けることが苦にならないのです。」これは過去に参加した生徒の多くが漏らす感想です。昨年学年主任として引率した佐藤誠司先生も「中学生のうちにこんな体験をした生徒がうらやましいですね。」と話します。中学3年全員で行った研修だからこそ高校進学後の更なる成長のきっかけにこの研修がなったことを実感するといいます。

(2)多彩な英語を「話す」機会

MESL

MESL

この研修に向け中1では「民泊体験」、中2では「イングリッシュキャンプ」を行います。段階的にホームスティ、英語だけで生活することに備えていくことが狙いです。また、学校内外で行う英語教育も多彩です。中1から中3までの各学年で「MID(MEISEI International Day)」「インターナショナルスクールとの交流」「EDC(少人数英会話授業)」と多層的に行事の中に英語を使う機会を設けます。
また、放課後の学習会ではICTを使い英単語の習得を目指す「Dig」を希望者に行っています。コンピュータのアプリで発音しながら単語を活用する方がより長期記憶につながり受験での英語に直結するそうです。他にもESL(第2言語としての英語上達をはかるクラス)のメソッドを生かしたMESL(MEISEI+ESL)では希望する中学生を対象にオールイングリッシュの授業を少人数で行っています。

(3)英書貸し出し年間累計二十万冊

「明星の英語教育は先駆的ですよ。これからの世界はますます国際的なことが要求されます。中高のうちに出来るだけ英語に触れるチャンスを作りたいと思います。」と北原都美子校長は笑顔で語ります。北原校長が進めた「多読多聴」と呼ばれる英語専用書の読書システムで、成果を上げていることでも同校は有名です。その英語学習法はDVDとして市販されているほどでもあります。この方法により中学校で初めて英語を勉強する生徒でも中には年間に百万語の英単語に触れる生徒がいるといいます。また、図書館での多読多聴専用の英書の貸し出し冊数は年間累計二十万冊にも及ぶといいます。これは一人の生徒が年平均で130冊以上借りる計算になります。

(4)「受験での英語」につなげることが大切

同校ではこのように6年間というメリットを使いながら国際教育環境を整えることで英語力の向上を目指しています。充実した英語の授業が大切なのはもちろんですがこのような経験が英語の学習意欲を高めていると言えそうです。模試の結果でも英語の平均偏差値の上昇が他教科の偏差値を牽引しています。英語が得意な生徒は大学受験に対して言われなくても能動的になり他分野にも興味が広がると考えます。同校の進路指導の先生も「学校全体の英語の成績の向上に合わせて志望する大学のレベルが明らかに変化しています。控え目だった本校の生徒ですが明らかに難易度が高い大学に志望が自然とシフトしています。」と話します。

昨年は難関大学への進学数が例年の3倍以上となりました。今後英語を武器にした生徒が育ち、更なる飛躍を目指しています。

明星中学高等学校
[学校HP]http://www.meisei.ac.jp/hs/
〒183-8531 東京都府中市栄町1-1
☎ 042-368-5201
最寄駅/JR中央線・西武国分寺線 多摩湖線「国分寺駅」徒歩20分。京王線「府中駅」徒歩20分。「国分寺駅」「府中駅」から京王バス「明星学苑」。JR武蔵野線「北府中駅」徒歩15分。