私学探検隊

全国大会連続出場など、毎年好成績をおさめているチアリーディング部。大会のみならず、校内や地域のイベントなど、さまざまな活動の場があります。

今ある環境でできることを考え、練習に集中し、結果につなげる

チアリーディング部

競技経験のある小林先生はもちろん、外部コーチからの指導も受け、難易度の高い技にも挑戦している

横浜女学院のチアリーディング部は創部22年。筆頭顧問の小林千穂先生が着任した年に活動が始まりました。「私自身、高校から大学までチアを経験しており、ぜひ本校でも活動を広めたいという思いを、当時の校長先生にご理解いただき、部を創設することができました」と小林先生。創部当初は少なかった部員も今では中高合わせて70名を超え、現在では全国大会出場常連校のレベルにまで成長しました。しかし、練習環境は決して恵まれたものではないのだとか。「体育館が使えるのは週1回で、それも他の部と半分ずつ分けて利用します。それ以外の日は屋外で練習したり、屋内の空きスペースを利用してトレーニングをしたり…。また、丘の上にあるという立地を生かし、坂道を走り込むなど、基礎体力づくりにも励んでいます」と小林先生は話します。「大会の成績に関係なく、どの部活動にも平等に活動場所を与える」というのが同校の方針です。そのため、大会成績が上位の部が特別に優遇されるような環境ではありませんが、与えられた条件で創意工夫し、精一杯頑張ることで、結果がついてくることを教えられる思いがします。

大会出場選手以外の部員も学校行事や地域イベントで活躍

取材当日は、翌日の学校説明会で披露する演技の練習を行っていたチアリーディング部。どの部員も難易度の高い演技をこなしながら、笑顔が輝いていました。
「大会に出られるのは選手として選ばれた16名だけですが、試合に出るだけが部活動ではありません。選手に選ばれなかった部員にも、今回の学校説明会や文化祭などの学校行事はもちろん、地域のイベントなど、さまざまな活躍の機会があります」と小林先生。
昨年2月に部長に就任した白川陽菜さん(高2)が大勢の部員を取りまとめるために心がけているのは、「オンとオフをしっかり使い分けること」だといいます。「オンでは真剣勝負で練習に取り組み、オフでは学年の枠にとらわれず、後輩たちとも仲良くしています。今年の目標は、まず関東大会優勝、そして、全国大会で3位以内に入ることです」(白川さん)
チアリーディングを成功させるためには心をひとつにすることが必要不可欠。協力し合ったり、ぶつかり合ったりしながら、心も大きく成長していくようです。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

横浜女学院中学校高等学校
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☎ 045‐641‐3284
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