私学探検隊

将来の夢を英語で発表!生徒たちがみるみる変わる4日間の英語漬け合宿「イングリッシュキャンプ」

4日間で英語好きになる中2対象英語プログラム

イングリッシュキャンプ

12~13人の生徒に1人の割合でネイティブ講師がついて指導する

最初、「英語が好きな人、手を挙げて!」の呼びかけに、挙がった手はまばらでした。しかし、4日後、「英語が好きになった人、手を挙げて!」の呼びかけには、ほとんどの生徒が手を挙げました。
日本大学第一中学校では、2015年から中学2年生を対象に「イングリッシュキャンプ」を始めました。国内の宿泊施設で、英語漬けの4日間を過ごすイベントです。
「本校では、もともと中学2年生と3年生の希望者を対象に、オーストラリアへの語学研修を実施していました。ただし参加できるのは25人まで。もっとたくさん英語を使う機会を与えたいなと思っていました。また、オーストラリアに行く前のウォーミングアップとなるような機会もつくれないかなとも思っていました」と、鳩山高史教頭は、イングリッシュキャンプ構想の背景を教えてくれました。
初日。初めて会うネイティブ講師たちとの会話にはみんな緊張気味でした。それでも、屋外でのバーベキューを通じて「伝わる快感」を感じ始めます。ある女子生徒は、「お塩をとってもらいたくて、恐る恐るSalt pleaseと言ったらちゃんととってもらえたのがうれしかったです」と語ります。
2日目は朝の9時から夕方5時までグループごとに分かれてアクティビティ。専用教材を使って発音練習をしたり、英語でゲームをしたり、ときには屋外で話し合ったり。「2日目の終わりくらいになると、ネイティブ講師たちとの距離も縮まり、英語が得意でない生徒たちの間にも『英語、楽しいね!』などという会話が聞こえるようになりました」と担任で英語の教員でもある見目卓之教諭。

将来の夢をテーマに全員が英語でスピーチ

3日目からちょっと空気が変わります。イングリッシュキャンプのゴールは、4日目に生徒全員がそれぞれ自分の「将来の夢」について英語のスピーチを行うこと。そのために生徒たちは事前にスピーチ原稿を用意していました。それをネイティブ講師に見てもらい、添削してもらい、発音指導してもらい、実際のスピーチの練習をするのです。
4日目。発表の順番はその場で知らされるのでみんなドキドキです。「普段英語はあまり得意ではない男子生徒が、英語で、しかも大声で、自分の将来の夢を語っている姿は立派でした。4日間で英語が急に上達するわけではありません。しかし、外国人とも臆さずコミュニケーションをとり、できる限りの英語で自分を表現する態度をこそ身につけてほしいと思っていましたので、大成功でした」とは、英語の教員でもある学年主任の羽入田克彦教諭。結局、一人も欠けることなく、全員がスピーチをやり遂げました。
「帰ってきてから、ちょっと今までと違うんです。英語が嫌いだと言っていた生徒も、ブツブツ言いながら、英語の授業にちゃんと取り組むようになりました」と見目教諭は笑います。「さまざまな刺激を与える中で、生徒自らが自分のやり方を見つけていくのが本校の教育方針。本校らしい英語教育プログラムがまたひとつラインナップできたと思います」と鳩山教頭は満足げに語ってくれました。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本大学第一中学校
[学校HP]http://www.nichidai-1.ed.jp
〒130-0015 東京都墨田区横網1-5-2
☎ 03-3625-0026
最寄駅/総武線「両国」駅から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「両国」駅A1出口から徒歩1分