私学探検隊

毎日の学習「家庭学習帳」で基礎力を定着させる

自分にとって必要な学習を続ける大切さ

桜丘では中学入学時から、学習習慣を定着させるため「家庭学習帳」という取り組みを行っています。これは通常の宿題とは別に毎日ノート2ページ以上の家庭学習をするというもの。中学1年生の1年間で700ページ以上の学習をすることになります。
学習内容を生徒たちが自分で決めるのも特徴。何を勉強するか自分で考えることで、自主的な学習の姿勢が育まれます。学年によってページ数も増やすため、さらに学習内容も充実していきます。
こうした生徒たちの努力に対し、教員は毎日ノートをチェックし、コメントを記入して返却しています。こうしたキャッチボールは生徒たちの手ごたえとなり、やる気につながります。そして、保護者の方々にもノートを見ていただくことで、学校と家庭の連携も強化されていきます。
この春、桜丘を卒業し、立教大学理学部に進学した夏目沙織さんは「とにかく毎日続けていくことが大切で、テスト前にここまで終わらせよう、テスト直前は苦手な分野に集中しようなど、自分なりに勉強の仕方やスケジュールを考えられるようになり、それを実践できるようになりました。先生からのコメントも励みになってうれしかったです」。

先生が常に見守ってくれるいい距離感が安心感に繋がる

桜丘中学校

いろいろな場面で声をかけて、勉強や部活などいろいろな話をしましたね。

自分だけでは解決しない問題について、「いつでも先生に聞ける環境があるのも桜丘の特徴」と夏目さん。進学部長の藤岡和宏先生も「面談はもちろん、普段から担任だけでなく教科担任もこまめに声をかけています。生徒の性格や日常も理解した上で、それぞれに合った関わりをするのが桜丘なのです」。先生と生徒のいい距離感がお互いの信頼に繋がっています。夏目さんも「先生とは気軽に話ができるので、先生と話したいと思う生徒が多い。勉強も学校生活も何でも相談していました」と話します。
もう一つ特筆すべきは、中学3年間の夏期講習。全員参加で、普段よりもレベルを上げた学習を行います。中学1年生のときから入試の厳しさを知る貴重な機会で、「難しいので予習をきちんとやらなくてはという意識になり、復習して理解できてくると“楽しい”と思えるようになります」と夏目さん。力がついているのを実感できたと言います。
こうした家庭学習帳や夏期講習をはじめ、日常的な先生方のきめ細かい指導と、先生との信頼関係が生徒たちの力を引き出し、伸ばしていく、それが桜丘の進路指導です。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桜丘中学校
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