私学探検隊

各受験日の前日まで出願が可能に!帰国生の優遇など、新制度もできた中学入試

出願と合格発表の日時に変更あり 帰国生には合計にプラス10を加点

城北中学校では、来年2月1日、2日、4日に入学試験を行います。この日程はこれまでと同じですが、平成28年度は入試に関していくつかの変更点があります。入試委員長の清水団先生にお話を伺いました。
「まず、募集人数の変更があります。第1回(2月1日)が120名から115名に、第2回(2月2日)は130名から125名になりました。これは1クラス40名以下の学級とし、より生徒一人ひとりに目が行き届く、きめ細かい指導をしたいと考えるためです。一方、1日と2日の入試の願書の受け付けは、これまでは1月28日までとしていましたが、4日の入試と同様、直接持参の場合に限り、入試の前日まで出願可能となりました」と清水先生。これは出願パターンを直前まで考えたい受験生親子には嬉しい情報といえそうです。「合格発表についても変更があります。これまでは1日入試のみ、当日の夜にインターネットで発表していましたが、今回から2日、4日入試も、インターネット発表は当日の夜に行います。但し、2日、4日分の校内掲示は翌日となります。受験科目、時間、配点、入学手続きの日程などに関しては従来通りです」(清水先生)。インターネット発表の時刻は入試日により異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
同校は、別枠での帰国生入試は行っていませんが、平成28年度募集から帰国生に関する優遇措置が始まります。「1年以上海外に在留し、帰国後3年以内、または1年以上海外に在留中の受験生(いずれも日本国籍の者)は、学力試験の合計点数に10点を加点します。これは、1日、2日、4日のすべての入試で適用されます。帰国生が試験だけでは測れない経験をしてきており、それが学校や他の生徒にとってもプラス要素になるであろうという考えによるものです」と清水先生は話します。グローバル化が進み、帰国生が増える中での対応となりました。

作問傾向は従来通り易しい問題から順に配置

意欲的に授業に参加

生徒たちは意欲的に授業に参加し、多くの卒業生が難関校に進学している

このほか、制度としての変更点は、未受験の回の受験料を入学手続きの際の納入金に充当することになりました。例えば、3回の入試にすべて出願し、2月1日の第1回で合格して入学する場合、受験しなかった残り2回分の受験料が納入金に充当されます。細かい部分では、シャープペンシルの使用が可能になり、通信機能のある時計は持ち込み不可といった注意事項も追加となりました。
作問傾向については、大きな変更点はありません。「算数を例にとると、立体図形や速さの問題、比の問題などはよく出題します。小問、大問ともに易しいものから順に並べて、だんだん難しくなっていく構成になっています。大問の中の最初の問いは求めやすくなっているので、『時間がなくて手をつけなかった』ということがないようにしてほしいですね」(清水先生)
同校では、11月23日の学校説明会で入試についての詳細が掲載された『入試の特色』という冊子を配付しました。当日参加できなかった人にも、数に限りがありますが、配付が可能とのことなので、問い合わせを。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

城北中学校
[学校HP]http://www.johoku.ac.jp/
〒174-8711 東京都板橋区東新町2-28-1
☎ 03-3956-3157
最寄駅/東武東上線「上板橋駅」徒歩10分。西武有楽町線・メトロ副都心線 有楽町線「小竹向原駅」徒歩20分。JR中央線 総武線「高円寺駅」から関東・国際興業バス「小茂根」徒歩10分ほか。