私学探検隊

他者理解から自己理解を深め自分自身の将来の生き方を考えていく

ゲーム方式で楽しくコミュニケーション力を磨く

ごちゃまぜBINGO

必然的に多くの友人と会話をすることになるゲームで、相手を知る楽しさを体感していく

進学だけでなく、その先の将来を考えるため独自のキャリア教育に力を入れている聖セシリア女子中学校。中高6年間で80時間以上のキャリアプログラムが組まれています。
中学1~2年次はキャリアプログラムの導入として、さまざまなゲームを通じて生徒同士の交流の機会をつくる「構成的エンカウンター」を取り入れています。自分の好きなものを言い合う「あいさつじゃんけん」や、人との感性の違いを知る「心象スケッチ」、サイの目の質問事項に回答する「サイコロトーク」などのグループワークを楽しく行いながら、社会で活躍するために欠かせない、他者への理解やコミュニケーション力を育んでいきます。相手のことを想像し、知ることは自分自身を理解していくことにもつながります。自分の興味や適性を知ることで、将来の生き方を考える基礎を育むのです。
2年次の春に行われる「ごちゃまぜBINGO」では、握手をして1対1で自己紹介をしたあとに相手に質問をし、回答の内容によってビンゴを完成させます。普段よく話す友人だけでなく多くのクラスメイトと会話をすることで、新しい人間関係づくりのきっかけとなったり、相手の好きなことや得意なことを知ったりするためのゲームです。
ゲーム後には「友人の意外な趣味を知ることができた」「相手のことを知るのって楽しい!もっと、周りの友だちに興味を持って接したい」「これをきっかけに交流を深め、クラスの団結力を高めたい」など、会話をすることの楽しさからクラスメイトへの関心が生まれたことがわかりました。また、「会話のなかで自分が友だちにどのようなイメージを持たれているかを知ることができた」という感想もあり、他者とのつながりから、今まで気がつかなかった自身の側面を知ったという生徒もいました。
このようなグループワークを通じて積極的に他者と関わる姿勢を築いたら、中学3年からは本格的なキャリアプログラムで自分の将来を考えていきます。さまざまな職業に携わる人の姿から将来の仕事について考えたり、進路に関する具体的な情報を整理しながら、6年かけて段階的に目指すべき進路に向けてモチベーションを高めていくのです。

構成的エンカウンター

自己覚知・他者覚知<信頼関係づくり>
他者との交流、つながりをつくる

自己理解・他者理解<自己開示>
率直に語り合う
自分や他者に対して気づきの幅を広げる

自己受容・他者受容<自己主張>
自分の考えや価値観を積極的に主張する
他者の主張を聞き入れる

キャリアプログラム

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖セシリア女子中学校
[学校HP]http://www.cecilia.ac.jp/
〒242-0006 神奈川県大和市南林間3-10-1
☎ 046-274-7405
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