私学探検隊

新たに英字新聞プロジェクトが始動!モチベーションを刺激し“4つの力"を育成する

多彩な教育で世界に通用するコミュニケーション能力を育成

春に行われたイースターエッグ作りの様子

春に行われたイースターエッグ作りの様子。ランゲージスクエアでは、季節のイベントも開催

今年、創立130周年を迎える共立女子学園。同学園の共立女子中学校は、「時代を超えて“輝き、翔ばたく”女性へ」を指導方針に、6年という学校生活の中で、「関わる力(人間関係力)」「動く力(計画行動力)」「考える力(情報活用力)」「解く力(問題解決力)」、この4つの力の習得を目指しています。
基礎力を培う4年間+実力を培う2年と、一貫校ならではの教育を行う同校は、特に英語教育に定評があります。「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく学習できる授業を軸に、外国人講師による少人数制授業や1対1で海外にいる講師と会話をするオンライン英会話、ホームステイでの海外研修など、多彩な学習プログラムを用意しています。また、異文化の理解や外国語に慣れ親しむ場として設けられた「ランゲージスクエア」では、今年度から放課後も外国人講師が常駐となり、生徒がいつでも気軽にコミュニケーションをとれるようになりました。

チャレンジ精神を育む生徒による英字新聞作り

さて、今年度から新たな取り組みとしてはじまったのが「Kyoritsu Times Project」です。これは、日本最古の英字新聞社であるThe Japan Timesなどが提携する教育プログラムで、生徒たちが自分の手で取材・執筆をし、英字新聞を作り上げるというもの。同校では生徒から希望者をつのり、4月からプロジェクトをスタートさせました。「英語力を培うというメリットももちろんありますが、それ以上に、自分たちの手で物を作り上げる楽しさを知ってもらいたいと考えています。その楽しさを知ることで養われるチャレンジ精神を大切にしていきたいです」と、顧問の石田大介先生。また、チーム作業は、計画・実行・評価・改善というPDCAサイクルを円滑に進めるためのトレーニングに加え、同校が掲げる4つの力の向上にもつながると考えています。
プロジェクトに集まったメンバーは中学3年~高校2年生の合計12名の生徒たち。「英字新聞自体が新鮮で、自分たちで作れるなら作ってみたいと思いました」「得意とはいえないけれど英語が好きなので、興味をもちました」「海外の大学に興味があり、それにつながる活動がしたくて」など、動機や目的はさまざまですが、この新しい取り組みに好奇心と熱意をもって参加しています。
現在は、10月に行われる共立祭(文化祭)で新聞を配布できるよう、同校の紹介をテーマに紙面を制作中です。「作って終了ではなく、新聞を読んでもらい、さらに読者から感想をもらうところまで進めていきたいと考えています。やはり、作った物に対してフィードバックを受けることは、生徒にとっても大きなやりがいにつながると思います」(石田先生)。また、今秋に予定されている英字新聞甲子園にも、「応募できるのであれば、ぜひ参加したいですね」と、同じく顧問の竹村まりこ先生は積極的な姿勢をみせます。
同校の歴史や魅力を伝える新たなツールとしての活用も期待される『Kyoritsu Times』。パイオニアとなる12名の生徒たちは、制作の中で多くの力をつけ、次年度へバトンをつないでいくでしょう。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

共立女子中学校
[学校HP]http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/
〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1
☎ 03-3237-2744
最寄駅/メトロ半蔵門線・都営新宿線 三田線「神保町駅」徒歩3分。メトロ東西線「竹橋駅」徒歩5分。メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩12分。JRなど「御茶ノ水駅」「水道橋駅」徒歩15分。