私学探検隊

ICTを活用した授業でイメージをつかんで理解を深める!

「生徒と先生の距離が近いことが立正の良いところ!」と生徒が口をそろえる立正大学付属立正中学校(大田区)。今年の4月より中学の全教室に電子黒板が配備され、ICT機器を使用した“生徒たちの興味関心をより高める授業”が展開されています。

理科
写真を拡大して見たり、動画で動きを確認したり。生徒の想像力を手助けすることで、理解度を高める

松本先生 理科の授業では、その単元で扱うものの写真や動画を、電子黒板に投影して見せることが多いです。教科書の写真では見づらい細かい部分も拡大して示すことができますし、立体のものは立体的に、動きのあるものは実際に動かして見せることができるので、生徒たちも具体的にイメージをつかみやすくなっていると思います。説明文を読んだだけで実際の様子を想像できる生徒と、それが苦手な生徒とでは、同じ授業を受けていても理解度に差がでてしまいます。ICT機器を活用して写真や動画を見せることで、想像することが苦手な生徒の想像力を引き上げ、理解を深める手助けができていると感じています。
また、高校の理系の授業で、細胞の仕組みを説明しているアメリカの研究機関の動画を見せたことがありました。教科書内の英語名表記を頼りに、海外の動画の内容をおぼろげながらも理解できた体験は、生徒にとって大きな刺激になったようで、「最新の情報を調べたらこういう説があった」「この大学の研究室で同様の研究をしていた」など、自らすすんで調べる生徒も出てきました。これからも、生徒の理解を助ける良質な素材を国内外問わず探して提供し、彼らの興味関心をさらに高めていきたいです。さらに、生徒自身も調べたことや実験結果についてなどを、スライドを使って発表する機会も作っていきたいと考えています。

国語
デジタル教科書の活用で、自然と顔を上げて聞く姿勢に。板書量が絞られ、授業のポイントもわかりやすく。

竹内先生 国語では、デジタル教科書を電子黒板に映して授業をしています。題材の内容に関する説明動画を見せることで興味を持たせ、授業の導入にすることが多いです。
教員としては、教科書の文章を板書しなくても解説に入れるようになり、重要なポイントだけを電子黒板に書き込むようになりました。その結果、「先生が黒板に書いている箇所=重要ポイント」というように、国語が苦手な生徒にとっても、より要点がわかりやすい授業になっていると思います。今まで以上に、生徒たちの反応を細かく見ながら授業ができるようになり、授業後の個別の声かけなどもしやすくなっています。

立正大付属立正のICT機器を使った授業風景
電子黒板は、手元の資料を拡大して映写したり、パワーポイントのスライドを映したりすることが可能なため、教科や単元にあわせて、使用法を変えて授業をしています(松本先生)

電子黒板は、手元の資料を拡大して映写したり、パワーポイントのスライドを映したりすることが可能なため、教科や単元にあわせて、使用法を変えて授業をしています(松本先生)

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

立正大学付属立正中学校
[学校HP]http://www.rissho-hs.ac.jp/
〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1 Tel.03-6303-7683
最寄駅/
都営浅草線西馬込駅西口下車 徒歩5分 
東急バス(反01/02)立正大学付属立正中高前停留所下車 徒歩2分
東急バス(森02)長遠寺前停留所下車 徒歩6分

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