私学探検隊

都会の中心にありながら 静かな環境で興味を深めていける光塩女子学院の 伝統ある文化系クラブをご紹介します

【演劇部】

演劇部は、創設から40年を経ている伝統的なクラブの一つです。我が校の演劇部の特色は時代物を扱うことです。江戸時代にタイムスリップして袴(はかま)をつけ、脇差を差し、いっぱしの武士に早変わりします。殺陣も本格的なもの。部員の中には専門家の指導を受けている人もいます。扱うものは、江戸時代の読本(『南総里見八犬伝』)もあれば、若者に人気の新選組もあります。照明・音響・舞台背景はすべて生徒の手作り。いずれもプロ顔負けの技術を誇っています。もちろん衣装も手作りです。
先輩が後輩を指導しつつ、技術を伝えていくのです。光塩祭では高校生(主に高三)がキャストの中心メンバーですが、中学生ばかりがキャストになるという夏の公演―通称「夏公」があります。これは現代物、主に学園物です。この日ばかりは中学生が花形になり、同級生の活躍に中学生が熱狂します。また秋には部内発表会があり、衣装・大道具など各部署が縦割りに練習を積み、発表を行います。この時期になると朝練や昼練にいそしむ部員たちの姿をあちらこちらで見ることができます。このように公開舞台を定期的に行うことで、部員全員が経験を積むので、スタッフもキャストも技術を向上させることができるのです。また、お互いに教え合い、指摘し合うことで部員間の絆を強めていくことにもなります。伝統ある演劇部は今年も更なる高みを目指して練習に励んでいきます。

【茶道部】
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次にご紹介するのは茶道部。この部も演劇部同様創設40年を誇る伝統あるクラブです。茶道部では毎回、外部から裏千家の先生をお招きし、お点前の習得はもちろん、茶道についての歴史や茶道の所作・礼儀などについてまで丁寧に指導していただきます。茶道に関する知識を深めることによって、日本の和の心のとりこになったという人や歴史を学ぶことの面白さに目覚めたという人もいます。また光塩祭では最上級生が着物を着用して、来客の方のためにお茶を点てます。その着物姿に憧れて入部する生徒もいます。このクラブは、先輩後輩間の垣根がなく、アットホームな雰囲気で楽しく活動しています。茶道部には専用の茶室があり、本格的に茶の湯を味わうことができます。外部で行われる茶会に参加する機会もあり、その折に部員同士の交流を深めています。

【料理部】

最後にご紹介するのが、料理部です。料理部も創設40年を数えるクラブです。週一回の活動ですが、料理のレパートリーは50種を超えます。普段のお惣菜からクッキーやケーキなどまで多種に亘っています。
集まっているのは、好きな食べ物は違っていてもおいしいものに目がない生徒。食べることに興味があるのはもちろんですが、おいしいものを作りたいという生徒です。一人ではできない料理もみんなで一緒に協力し合って作ればあっという間にできてしまう―それが料理部のよいところです。家にオーブンがない人も学校でなら大丈夫。おいしいオーブン料理が味わえます。料理を作る時は、学年を超えたグループを作ってそのグループで協力し合い、一つの料理を完成させていきます。先輩後輩間の交流もあり、仲良く活動することができます。自分たちの作ったものをその場で一緒に和気藹々(あい)と食べられるのも大きな楽しみの一つです。
時には失敗作もありますが、それも上達のためのワンステップです。試行錯誤しながら腕前を上げていくのはやはり喜びの一つと言えるでしょう。明るくほんわかとした雰囲気のクラブなので、気軽に入部できます。
料理部が存在感を増すのは光塩祭。光塩祭では、焼き菓子を作って販売しています。瞬く間に売り切れてしまいます。光塩祭にお越しの際は、ぜひ一度ご賞味ください。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

光塩女子学院中等科
[学校HP]http://www.koen-ejh.ed.jp/
〒166‐0003 東京都杉並区高円寺南2‐33‐28
Tel. 03‐3315‐1911

最寄駅/
メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩7分。メトロ丸ノ内線「新高円寺駅」徒歩10分。JR中央線 総武線「高円寺駅」徒歩12分。

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