私学探検隊

英語初心者もGood Speakerに!発信力を支える仕組みとは?

将来社会で活躍するために、プレゼンテーションやスピーチなどの発信力の育成に取り組んでいる立正大学付属立正中学校(大田区)。グローバル時代においては、母国語以外でも自分の意見を伝える必要があるとの考えから、英語での発表・スピーチにも力を入れています。

Good Speakerになれるたった4つのポイント

ラルフ先生は生徒の中に入って会話を細かく聞き、表現や文法の指導をしています。

ラルフ先生は生徒の中に入って会話を細かく聞き、表現や文法の指導をしています。

見学させていただいた中3の英会話の授業では、『GWの過ごし方』についてのミニスピーチが行われました。生徒たちは簡単な英語で、先生の助けを借りながらも次々と発表していきます。驚いたのは、誰も下を向かず、メモさえも持たずに話をしていたこと!英語の得意不得意に関係なく、クラスの前に出て話すことを楽しんでいる様子でした。
「英会話で大切なポイントはたったの4つ:①大きな声、②聞き手とのアイコンタクト、③身振り手振りを交えること、④笑顔! です。この4つに気をつけるよう指導し、授業中の生徒の発言やスピーチの様子、取り組み姿勢についても評価しています」
こう話されるのは、同校で30年以上英会話を担当しているラルフ先生です。確かに中3生のスピーチは、大きな声でアイコンタクトができていました。

背景には、発表の機会の多さと受け入れる姿勢を持った立正生の雰囲気

中3生が臆せずに前に出て発表できる背景には、英会話の授業以外にも大きな仕掛けがあります。それは中1から実施している『R−プログラム』での日本語スピーチです。コラム記事を読み、要約し、自分の意見を発表するという経験をこのプログラムで積み重ねることで、人前で話すことに慣れることができるそう。また、友人の発表を聞く機会も多いことから、人の意見を認めて受け入れる姿勢も育っていくそうです。この日本語スピーチの経験を土台と自信にすることで、生徒たちは英語でのスピーチでも前向きに取り組めるのです。

中1生には英会話に加え、自己管理方法も指導

「中1は、教員のサポートやケアが必要な学年です。ですから英会話の授業でも、授業の受け方や課題のこなし方などの自己管理の仕方から教えています」とラルフ先生。一人ひとりの生徒をケアしていくため、中1の英会話は1コマを日本人教員とのチームティーチング、もう1コマは生徒10名にネイティブ教員1名がつく超少人数で行っています。
「立正のネイティブ教員は3名とも常勤。学校生活のすべてを一緒に過ごす生徒たちの英語力の向上はもちろん、人間性の成長を感じる時がとても嬉しい」とも話すラルフ先生。生徒たちを熱く指導し温かく見守る先生方だからこそ、生徒たちも英会話のクラスを楽しみながら伸びていけるのだと感じました。

「リスニングマラソン」

英語力アップにはリスニング強化が近道!テレビ、映画、音楽など授業以外で英語に触れた時間をグラフにし、クラスで競争しています。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

立正大学付属立正中学校
[学校HP]http://www.rissho-hs.ac.jp/
〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1
Tel.03-6303-7683

最寄駅/
都営浅草線西馬込駅西口下車 徒歩5分
東急バス(反01/02)立正大学付属立正中高前停留所下車 徒歩2分
東急バス(森02)長遠寺前停留所下車 徒歩6分

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