私学探検隊

「一人ひとりが賜物」がベースの国際理解教育!

英語国際プログラムで発信する力を養う

オーストラリアの女子高生とパチリ。弾けそうな笑顔が留学の成果を物語っている

オーストラリアの女子高生とパチリ。弾けそうな笑顔が留学の成果を物語っている

「神様から一人ひとりに与えられた良きもの(賜物)を見出し、磨いていく」というキリスト教をベースにした教育を行う女子聖学院。
「一人ひとりそれぞれ違った能力があり、人格をつくりあげている。その教えは国際理解と共通するものです。本校の国際理解教育が他校と違うのは、まさにそこの部分なのです」と言うのは、国際教育委員会委員長で英語科の滝澤佳代子先生です。世界は言葉も習慣も異なる背景をもった国や人でできている、この考えが国際理解と同じなのです。「他人と違うことは当たり前」という雰囲気の中で育つ女子聖の生徒たち。自然と国際感覚が身につき、その眼差しはすでに世界に向いています。
そんな同校には、中1から高2まで、各学年ごとに「Global 3day Program」と題された「英語国際プログラム」があります(表参照)。これは、各学年が3日間にわたり、コミュニケーションを通じて言語・文化を学び、国際理解を深め、英語で発信する力を養うというものです。
中3の英語国際プログラムを見学しました。この日はプログラムの初日。約10名がグループになって、道案内にチャレンジしたり、海外生活を疑似体験。あるクラスでは、目隠しをした一人の生徒に、他の生徒が英語で声がけをし、道案内。また、日本の観光スポットを紹介するプログラムも行われていましたが、どの生徒もみんな楽しそうに、積極的にプログラムに参加していました。
「ネイティブの先生が、本校の生徒たちの堂々とした発表に感心されます」(滝澤先生)
たとえば、中2と中3で実施される英語のレシテーション(暗唱)コンテストでは、審査員に外部の先生を招待するなど、厳正に行われます。
「コンテストは単に暗唱するだけのものではありません。『伝えたい』という真剣な思いが大切で、内面と深く関わっているのです」(滝澤先生)。
レシテーションコンテストでは、とにかくみんな圧倒されるくらい堂々としていて、その表現力も豊か。この姿に、「日本人はシャイ」というイメージをもつ外国人の先生方は驚かれるのでしょう。
「最初の話に戻りますが、一人ひとりが賜物をもっているという教育がここに表れているのです。一人ひとり違って当たり前。だから、失敗しても誰も笑ったりしない。お互いを認め合い、励まし合う文化が浸透しているからでしょう」(滝澤先生)。

Global 3day Program

中1 さまざまな国から集まった先生に出会い、異文化にふれる。そして、英語への興味関心を高める。
中2 グループに分かれ、英語のスキット(寸劇)に挑戦。チームワークとプレゼンテーションの基礎を学ぶ。
中3 ロールプレイなどで海外生活を疑似体験。本格的なプレゼンテーションへの発信力を鍛える。
高1 自分自身を表現するためのライフマップを作成。プレゼンテーション、ディスカッションのスキルを磨く。
高2 世界各国からの留学生(大学)をリーダーに迎え、ディスカッション、グループワークを行う。5年間の集大成となるプログラム。

留学プログラムで学んだことを実践!

さらに、中3からは留学プログラムが用意されています。アメリカでのホームステイは、ホストファミリーもクリスチャン。高1から高3にかけて行われるオーストラリアへのターム留学(2か月)・年間留学(1年間)では、オーストラリアの名門女子校へ。
広報室長の佐々木恵先生は、「留学した生徒たちは、本当に生き生きしています。海外は行ってみないとわかりません。ぜひ本校に入学して留学してほしいです」と言います。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

女子聖学院中学校
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