２０１８（平成30）年度より導入される サンライズ（日出）入試に挑戦してみよう！
合否はすべての先生で公平に決める
中1の教室が職員室の隣にあったり、「いじめ防止基本方針」が査定されていたりと、少人数ならではの面倒見のよい指導で知られる日出学園。そんな同校が来年（2018年）から「サンライズ入試」という新しいタイプの入試を始めることになりました。この入試について、校長の堤雅義先生にお話を伺いました。
「“サンライズ”とは学校名の“日出”から付けました。サンライズ入試は、筆記試験だけでは判断できない力をもった生徒、表現力や思考力、判断力など潜在能力をもった原石のような生徒に本校で学んでほしいという思いから新たに設けた入試です」
具体的には、一つの質問（問題）に対して10分ほどの面接で答えるというもので、面接官は2～3名。面接の様子はビデオで撮影します。ビデオで録る理由として、「面接の様子は全教員50名が見て、公平に合否を決めたいからです」とのこと。
質問は、たとえば同校のフライヤーには「入試のヒント」がありますが、それは「電話の相手にアメリカかフランスの国旗を説明しなければなりません。あなたなら、どう説明しますか？」というようなもので、答えに正解はありません。
「私たちが見るポイントとしては、『質問のテーマに合った話をしているか』『話していることが首尾一貫しているか』、また、その答えから『創造力と想像力が見られるか』などです。対策としては、日頃からいろいろなものに関心を向けていてほしいですね」
なお、サンライズ入試は「漢字検定5級以上」など、学校が指定する資格をもっていなければ受験することができません（下の表参照）。
「小学生で何らかの資格をもっているということは、ご家庭の教育に対する意識が高いということです。また、そのような環境で育った児童は、中学生以降も学習に意欲的であると思います」
サンライズ入試要項（抜粋）
| 速読練習（3分） | 10名程度（男女） |
|---|---|
| 試験日時 | 2018年2月1日（木） 第1回：14時・第2回：15時（いずれか1回を選択） ※一人10分程度 |
| 出願資格 | 次の資格のうち、一つ以上取得している方 ・漢字検定5級以上 ・数学検定6級以上 ・英語検定4級以上 ・TOEFL Primary204点以上 ・TOEIC Bridge92点以上 ・ ICTプロフィシエンシー検定試験（P検）4級以上 ・統計検定4級以上 |
| 合格発表 | 2018年2月2日（金）12時～14時 ※インターネットのみ 掲示はなし |
学校を牽引していく存在になってほしい
軽井沢で行われた中３のイングリッシュ・キャンプの様子。イングリッシュ・キャンプでも「自ら学ぶ姿勢」が発揮できる
堤先生は、サンライズ入試で合格した生徒には、クラスでも学校でもイニシアチブをとって、これからの日出を引っ張っていってほしい、と言います。
同校では昨年、生徒自身が校則や規則に縛られずに主体的に動く課外クラブ「FLYERS（フライヤーズ）」が発足するなど、生徒自身が自ら考え、動く環境になりつつあります。FLYERSの活動の一つとして、自分たちの手で学校の魅力を伝えようと、生徒自ら学校紹介の漫画を制作しました。
「サンライズ入試で入ってきた生徒にも、学校説明会などでは積極的に手伝ってもらい、どんどん前に出ていってほしいですね。そして、彼らの活躍する姿や成長を紹介したいですね」
「思いきり力を発揮したい！ 活躍したい！」という受験生のみなさん、日出学園のサンライズ入試にぜひチャレンジしてください！
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
日出学園中学校
［学校HP］http://www.hinode.ed.jp/
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