私学探検隊

全員が参加するアメリカへの修学旅行と事後学習がもたらす英語学習への意欲向上

「話す、聞く、読む、書く」を自分の技能として使えるように

国際教育に力を入れている専修大学松戸中学校。中学3年生の時には、全員が参加するアメリカ・ネブラスカへの修学旅行があります。中学1年生の時から授業以外でも英語に多面的なアプローチができる機会を多く設けていて、修学旅行までにさまざまな体験を通して英語力やコミュニケーション力などを身につけ、13日間の修学旅行に旅立ちます。
修学旅行では現地の体験型サマースクールに参加。「ブライトライトプログラム」「アドベンチャーゾーンプログラム」で、アメリカの小中学生と一緒に学びます。
その後、ホームステイをして現地の生活を体験。13日間という限られた期間ではありますが、生徒たちは自分の五感で海外の生活や文化、歴史、食生活、勉強など、あらゆるものを吸収していきます。修学旅行に行くまで英語が苦手だったのが、現地での体験を通して英語や海外への興味が高まったという生徒も。また、充実した時間が過ごせたという生徒の中には、力をつけたい、もっと英語でコミュニケーションを取りたいと思う気持ちが強くなる生徒も多いといいます。

帰国直後に行う事後学習で英語圏以外の学生と学ぶ

英語が母国語ではない留学生たちと英語で語り合う貴重な事後学習。世界各国から来た留学生たちの将来の夢にも刺激を受ける

英語が母国語ではない留学生たちと英語で語り合う貴重な事後学習。世界各国から来た留学生たちの将来の夢にも刺激を受ける

専修大学松戸中学校の修学旅行はこの13日間で終わるわけではありません。帰国直後に、外国人留学生を招いて2日間の学習を行います。参加するのは母国語が英語ではない、東大などの難関大学に通う大学生や大学院生。アメリカで学んだこと、日本とアメリカとの違いなどグループディスカッションしたり、最終的には英語でプレゼンテーションを行ったりします。
「国際社会では、コミュニケーションを取るのはネイティブスピーカーばかりではありません。むしろ、いろいろな国の人たちと接する機会が多いので、あえてさまざまな国の方の英語に触れられるようにしています」と話すのは五味光先生。今年で5年目になるこの取り組みでは、修学旅行の追体験的な意味合いはもちろん、現地ではできなかった“何か”をつかむこともあるといいます。
「初めての海外で戸惑いもあり、現地ではうまく力を発揮できなかったり、思うようにできなかった生徒がいるのも事実。でも、アメリカでは殻を破れなかったが、事後学習でリベンジできたと、改めて自信を持つ機会にもなっています」。実経験と追体験が生徒たちを大きく成長させているのです。
こうした体験がきっかけで、高校進学後の1年間の長期留学を希望する生徒数も増えているといいます。さらに、大学でも海外の大学を選択し、実際に進学している生徒も出てきました。中学1年生のときから、昼食時にネイティブの教員と一緒に過ごすランチタイムアクティビティなど、学校生活の中でも多くの英語に触れ、修学旅行で実際の海外を体験し、事後学習とふだんのカリキュラムで着実に力をつけ、それを武器に留学や海外進学へとつなげていく生徒たち。英語力だけでなく、コミュニケーション力や対応力なども培うこの取り組みは、生徒たちにとってその先にある国際社会への足掛かりにもなっているのです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

専修大学松戸中学校
[学校HP]https://www.senshu-u-matsudo.ed.jp/
〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621 Tel.047-362-9102
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