私学探検隊

都会でありながら、井の頭恩賜公園の自然も豊かな吉祥寺という立地を生かしたキャリア教育を実現

自然観察からイベント参加まで学校のある街・吉祥寺を知る

藤村女子中学・高等学校は、都会でありながら自然も豊かな吉祥寺駅から徒歩10分以内という利便性の高さを生かし、生徒たちも学校のある街を知り、その一員として活動する取り組みを行っています。
「本校は座学とともにキャリア教育を重視しています。地域の方々や卒業生、大学の先生などから話を聞く機会を多く設けていますが、その一環として近隣の井の頭恩賜公園で地域の自然保護団体の方々の協力を得て、自然観察会を行っています」と中学学年主任の武市忠司先生。公園の池などで実際に生物観察を行い、どんな生き物がいて、それを守っていくためにどんな行動をしなければならないのかを一人ひとりが考えながら取り組んでいます。
街の一員として活動する取り組みは、地元の商店や企業などで職場体験を行ったり、地域のイベントに参加したりすることでも実践されています。「地元のお祭りに吹奏楽部やダンス部が参加したり、クッキング部がお菓子を作って近隣の店と提携して販売したりと、本校の部活動が盛んである特徴も生かした活動を行っています」と入試委員会副委員長の芦澤歩夢先生も話します。

地域の方や卒業生などの子どもとふれあう

卒業生や地域の方々に乳幼児を連れてきてもらい、一緒に遊んだり、母親から話を聞く

卒業生や地域の方々に乳幼児を連れてきてもらい、一緒に遊んだり、母親から話を聞く

「卒業生や地域の方々に乳幼児を連れて来校してもらい、生徒たちが子どもとふれあったり、母親から子育ての大変さや喜び、注意事項などについて話を聞いたりする取り組みも実施しています。また、系列のナーサリー(保育園)に生徒たちが出向いて、子どもたちと交流を行うこともあります」と芦澤先生。家庭科の授業の一環として子どもの玩具を制作し、実際に乳幼児に遊んでもらい、母親から感想を聞いたりすることもあるのだとか。これらの「乳幼児ふれあい体験」は中学生を対象に行われており、自分たちが両親から大切に育てられてきたことを知るきっかけとなっています。また、これをきっかけに保育士や幼稚園教諭を志望する生徒もいるため、キャリア教育としても大いに役立っています。

学校と生徒と保護者をつなぐ「藤村ノート」

同校では、日々の学校生活を記録する「藤村ノート」を中学生全員が書いています。毎日の課題や持ち物、家庭学習時間、その日の自己評価などを記録し、1週間単位でその週のまとめを書きます。また、保護者もノートをチェックし、コメントを書いたり、捺印をしてから担任の先生に提出します。先生も内容をチェックし、コメントを書いて返却しますが、先生と生徒のみならず、保護者も目を通しているため、三者の連絡ツールとなっているのが特徴です。さらに、巻末にテストの点数を書く欄もあり、成績の推移を確認することもできます。以前は1学期に1冊ずつに分かれていましたが、生徒の意見を取り入れ、年1冊とし、記入欄も簡潔にまとめていけるように改編しました。この「藤村ノート」の改革は生徒会の生徒たちが中心となって動き、合理化が実現しました。同校では、よりよい学校生活を送るために主体的に行動できる生徒が多く育っています。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

藤村女子中学校
[学校HP]https://www.fujimura.ac.jp/
〒180-8505 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3 Tel.0422-22-1266
最寄駅/
JR中央線総武線・京王井の頭線「吉祥寺駅」徒歩5分。JR「吉祥寺駅」から関東バス・西武バス。京王線「吉祥寺駅」から小田急バス。

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