私学探検隊

1人1家庭、8日間のホームステイで語学力と自立心を養うオーストラリア研修

日本語が話せず、携帯も使えない
ホームステイ生活で心が成長

橘学苑中学校・高等学校は、創立当初から国際教育に力を入れている学校です。同校では、毎年、中3全員を対象に海外研修が実施されています。昨年度から行き先がイギリスからオーストラリアに変更となった海外研修について、中学主任で英語科の上之原真一先生にお話を伺いました。
オーストラリア研修は全10日間で、そのうち8日間は1人1家庭のホームステイが実施されます。以前のイギリス研修からの大きな変更点は期間が長くなったことと、2~3人の同級生と一緒ではなく、1人でホストファミリーの家に滞在することです。それにより、友人に頼ることなく、すべて自力でホストファミリーとコミュニケーションを取らなければならなくなりました。「現地ではできるだけ普段の学校生活のルールのまま過ごすことを心掛け、ホームステイ期間は携帯電話も教員が預かりました。その結果、生徒たちは携帯に頼ることもなく、一層自立することができました」と上之原先生は話します。
「現地では自分の言いたいことを言葉にして表現し、主張することが大切であることなど、価値観の違いも実感したようです」(上之原先生)

午前中は語学学校で学び、午後は散策などで異文化体験

法被姿で語学学校の修了証書を受け取る生徒

法被姿で語学学校の修了証書を受け取る生徒

研修で滞在したゴールドコーストは、クイーンズランド州でケアンズに次いで第二の都市で、自然に恵まれた環境です。ホームステイ期間中は午前中に現地の語学学校で英語を学び、午後は参加者全員で周辺を散策したり、水族館などの見学に出かけたり、テニスやアボリジニペインティングなどを楽しみました。そして、夕方にはそれぞれのホストファミリーのところへ帰宅します。「各家庭で生徒が夕食を作る日を設け、スーパーへ食材も買いに行き、日本との物価の違いなども学びました」と上之原先生は話します。
語学学校の最終日は浴衣や法被(はっぴ)などを着て、「日本の祭り」についてのテーマで研究発表を行い、その衣装で語学学校の修了証書も受け取りました。また、現地の小学校と交流会を開き、ソーラン節の踊りを披露しました。
帰国後は保護者が見守る中、オーストラリア研修の報告会を行いました。「実際に現地を訪れ、生活したことにより、国際ニュースでオーストラリアが出てくると身近に感じるようになった」、「行く前は気が重かったけれど、今回の体験が自信につながった」などの報告があり、生徒たちはそれぞれ自身の成長を実感しているようです。
「本校は高校進学後も、1年間ニュージーランドに留学する国際コースをはじめ、東南アジアなどへの研修旅行や、希望者向けの2週間のカナダ研修などの機会があります」と上之原先生。在学中に海外経験をしたいと考えている受験生は同校に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

橘学苑中学校
[学校HP]https://www.tachibana.ac.jp
〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-10-35 Tel.045-581-0063
最寄駅/
JR京浜東北線鶴見線「鶴見駅」・京急本線「京急鶴見駅」、東急東横線「綱島駅」、JR横須賀線など「新川崎駅」、JRなど「新横浜駅」からバス「橘学苑・橘テニスアカデミー前」ほか。

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