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生徒と教員が一緒に作り上げたオンライン体制

2020.10.01

積み重ねたICTスキルでオンライン授業へ移行

事前に課題を配信し、Zoomを使ったオンライン授業で教員が補足するやり方で学びを深めた。

事前に課題を配信し、Zoomを使ったオンライン授業で教員が補足するやり方で学びを深めた。

二松学舎大学附属柏中学校では、生徒全員が学習システム入りのタブレットを持ち、総合学習などさまざまな教育活動に活用してきました。全教室にプロジェクターが完備され、電子教科書や動画、スライドなどデジタルコンテンツを活用することが日常でした。
そのため、コロナ禍の中でも、以前から使っていた学習システムに加え、朝のHRはZoom、課題の配信・提出はグーグルクラスルームで補い、スタディサプリなどを使ったオンライン授業にスムーズに移行しました。「生徒たちに大きな混乱もなくリモート対策に対応できたのは、以前からICTスキルを活用した学びを進めてきた結果です」(山﨑貴大先生)。
ネイティブの教員が行ったオンラインの英会話授業でも、「思ったより開放的な雰囲気で行われていました」(山﨑先生)。主要5教科だけでなく、体育のエクササイズや家庭科の料理実習などでも動画を効果的に使用。「生徒と教員が一緒に授業を作り上げようという空気が自然にできていましたね」と副校長の島田達彦先生。
休校期間中に生徒たちを励まそうと、本校に勤務する全教職員が参加した「やってみよう」(WANIMA)のダンス動画を作成したのも、そんな一体感の表れです。グーグルクラスルームで限定公開されたぎこちなくも元気溢れる動画に、生徒たちは思わず笑顔になったに違いありません。

自学自習の必要性に気づき、「自問自答」を深める

オンライン授業の感想を生徒に尋ねると、ほとんどの生徒が「辛くなかった!」と答えたそうです。むしろ、ICTリテラシーの重要性や計画を立てて自学自習する必要性に、多くの生徒が気づいたことは大きな収穫でした。それこそが、同校が進める「自問自答」の気づきだからです。
同校の『自問自答』の学びは、中学3年間を通して探究心をもってまとめた内容をグループワークで進化させ、発表する体験を繰り返すことで生徒たちの視野を広げていく独自のカリキュラムです。「本校では集団で共有し、対話を通して学ぶプロセスを大事にしてきました。中1の『沼の教室』、中2の『奈良京都修学旅行』など、これまでのような校外学習は実現できなくても、生徒たちは自らZoomのプレイルームを立ち上げるなど、今までとは違った形で能動的に学習や討論を始めていました。学びが自然に広がっていることに驚かされました」(山﨑先生)。
禍を糧として、生徒たちは理想的な“自問自答”を実践しているのかもしれません。
また、心配したSNSのトラブルもなく、道徳心の高さが発揮されたことも発見でした。これは同校の伝統である「論語教育」で培われたもの。休校中もオンラインで週1回道徳の授業を行い、『学而時習之(学びて時に之を習う)』など論語の一文を引き合いに出しながら、コロナ禍の過ごし方を説いたそうです。「論語を通じて学んできた道徳観が、学校に行けない不安な状況でも生徒たちの心の安定に繋がったのではないでしょうか」(島田副校長先生)。
これもまた、同校が育んできた人間力の強さです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

二松学舎大学附属柏中学校
[学校HP]https://nishogakusha-kashiwa.ed.jp/
〒277-0902 千葉県柏市大井2590 Tel.04-7191-5242
最寄駅/
JR常磐線など・東武アーバンパークライン「柏駅」から東武バス「大井」徒歩13分。スクールバス:「柏駅」、東武線「新柏駅」、JR常磐線成田線など「我孫子駅」から15分、「北総線ルート」50分。

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