私学探検隊

英語を話しながら、さまざまなことを学ぶ特別授業

英語を通じて他教科や異文化も学ぶコラボ授業

日本と英語圏の手話の違いを学ぶ授業も行われた

日本と英語圏の手話の違いを学ぶ授業も行われた

橘学苑中学校では、中学生の全学年を対象に、ネイティブの先生が英語で他教科や異文化など先生自身の得意分野を組み合わせて行う特別授業を実施しています。今回はこの特別授業について、アメリカ出身のクリスティン・マカリー先生とウェールズ出身のスティーブン・ターナー先生、中学主任で英語科の上之原真一先生にお話を伺いました。
「英語を使った教科横断型の授業をclil(内容言語統合型学習)といいますが、本校ではその先を目指した取り組みを行っています」と上之原先生。例えば、日本語と英語の手話の違いについて学んだり、海外のダンスや音楽に取り組むなど、毎回、興味深い授業が行われています。

材料購入から英語で挑戦した理科実験の授業

昨年は3学年合同で理系が専門のマカリー先生を中心に理科の実験の授業が行われました。テーマは泥水やジュースなどをフィルターでろ過させるというもので、実験材料を玩具のお金を使って英語で購入するというところからスタート。生徒たちは楽しんで買い物のやり取りをしていました。学年を超えた先輩後輩の交流ができたほか、保護者も参観に訪れ、普段の生徒たちの様子を見てもらうことができ、有意義な時間となりました。実験後の先生から生徒へのインタビューも英語で行われるなど、英語そのものの学習のみならず、英語を他のことを学ぶためのツールとして活用することを学ぶことができました。
授業を参観した保護者からは、「英語のやりとりにジェスチャーが取り入れられており、ゲーム要素もあって楽しい授業でした」、「実験をしながら英語で会話する生徒たちが楽しそうでした」、「縦割りで班を作り、先輩・後輩が仲良く学べていたのがよかったです」、「自分たちの力で水をきれいにすることを学び、今後災害時などに役立つのではないかと思いました」などの感想が寄せられ、とても好評でした。特別授業では、ほかにもターナー先生を中心とした物理の授業や、マカリー先生が手芸や楽器を教えるなど、さまざまなことにチャレンジしています。
理系科目だけでなく、音楽や料理、手芸、手話まで幅広い特技を持つマカリー先生は、「生徒たちには視野を広げて何にでも挑戦してほしいと思っています。挑戦するうちに好きなことが必ず見つかるはず。お互いに学び合い、生徒も時には私に知らないことを教えてほしいですね」と話します。一方、7か国語を操り、スポーツにも精通するターナー先生は、「生徒たちにはもっと自信を持って、間違いを恐れずに学んでほしいと思います。失敗からも学ぶことがたくさんあります」と話してくれました。同校はネイティブの先生との距離が近く、英語以外にも多くのことを学ぶことができます。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

橘学苑中学校
[学校HP]https://www.tachibana.ac.jp
〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-10-35 Tel.045-581-0063
最寄駅/
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