私学探検隊

中学3年生のための卒業生による進路講演会現役大学生からの心を動かすメッセージ

オンラインで講演会を実施
先輩から直接話が聞ける機会

専修大学松戸中学校では、毎年、中学3年生を対象に「進路講演会(卒業生が語る会)」を開催しています。これは、専修大学松戸中学校・高等学校の卒業生で現在大学や大学院で学び、すでに進路を決めている先輩たちを学校に招いて直接話を聞く貴重な機会。今年はコロナ禍ということもあり、先輩たちは特別教室からオンラインで配信し、生徒たちは教室で話を聞きました。
まずは来校した10名の先輩たちが一人ずつ自己紹介をし、大学で学んでいる内容、卒業後の進路、中高での学校生活の様子などを話します。理系、文系、女子大、大学院など、様々なバックグラウンドを持つ先輩たちの話は、中学3年生にとっては知らない世界のこと。しかし、先輩の言葉は先生が話すのとはまた違った親近感やリアリティがあり、生徒たちは真剣に耳を傾けます。オンライン講演の後は少人数に分かれ、個別に話を聞きたい先輩の所に集まってより詳しく話を聞きます。先輩の生きた言葉は生徒たちに刺さります。
北村洋先生いわく「高校受験がないため、中3は中だるみしやすい時期。受験がないと将来についても漠然としていることが多い。このタイミングで先輩たちから直接話を聞くことで、刺激をもらえ、自分が今やれることに気づく機会になります」。

今の時期に将来に目を向ける
将来のために今できることを探す

教室で卒業生の話しを興味深く聞く生徒たち

教室で卒業生の話しを興味深く聞く生徒たち

同じ中学・高校を過ごしてきた先輩だからこそ、“今、何をしておくべきか”が見えてきやすく、自分の将来と重ねやすい。「先輩たちも、自分たちが中学生のときに“先輩”の話を聞いて今があると考えている。だから自分も後輩のために何かできることをしたいと思ってくれていて、積極的に協力してくれます」と北村先生。
コロナ禍で中止になったネブラスカ修学旅行の代わりに「大学で留学経験のある卒業生が語る会」も実施し、体験談を直接聞くことができる機会を設けました。
中学3年生には「Future Project」という試みがあります。「私がつきたい職業」「大学で勉強してみたい学問」「今、一番興味のあることに結びつく職業」の3つのテーマの中から1つを選んで調査や発表を行い、1年かけて文章にまとめるプログラム。中学3年生のうちからしっかりと自分と向き合わせ、将来を意識させていきます。「なかなか中学生のうちから将来を考えることは難しいですが、こうした機会を作ることで意識するようになり、大学進学も含め自分の将来と今を繋げて考えることができるようになります」。自分のやりたいこと、興味あることを見つけ、将来と繋げ、今をどう過ごすかを考える。貴重な機会が生徒たちを変えていくのです。

中3の主なキャリアプログラム2020

ネブラスカ修学旅行(中止) 
→大学時に留学したOBOG講演を実施
 国内(広島)旅行実施予定(2月)
ISAプログラム
進路講演会「卒業生が語る会」
大学訪問(中止)
→大学在学中(東大・筑波大・千葉大等)のOBOGによるオンライン大学紹介に変更
Future Project論文完成

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

専修大学松戸中学校
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〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621 Tel.047-362-9102
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JR常磐線「北松戸駅」徒歩10分。新京成線「松戸新田駅」徒歩15分。

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