私学探検隊

世界で多くの人とつながるために必要不可欠なコミュニケーションツールとしての英語力を習得

中学1年生から日常的に英語を使う機会を設ける

日本の大学に留学して いる学生と交流する「ISAプログラム」(写 真は2020年度)

日本の大学に留学している学生と交流する「ISAプログラム」
(写真は2020年度)

「英語はコミュニケーションツール」。専修大学松戸中学校では、世界とつながるために実際に使える英語教育を行っています。座学の授業のほか週に2時間、英会話の時間を設置。クラスを半分に分け、ネイティブと日本人の教員のチームティーチングで授業を行います。「少人数にすることで、生徒一人ひとりがネイティブの教員と話す機会が増え、生きた英語により触れられます」と内藤絢子先生。
専修大学松戸中学校では、日常的に英語を使う機会があります。ネイティブの教員も常勤なので、授業でなくても休み時間や放課後に自由に話しができ、学校行事にもネイティブの教員が参加するため英語でコミュニケーションをとる場面が多いのも特徴。また、6~7人のグループでネイティブの教員と一緒に昼食をとる「ランチアクティビティ」も行っています(昨年・今年は中止)。「校内にはアメリカの学校を思わせるアンビションホール(高志館)という英語教育専用校舎もあり、ここでは海外のボードゲームや英語の本や漫画なども置いていて、海外の文化に触れることができます。もちろん、館内では英語オンリーで会話をします」と話すのは北村洋先生。ほかにもグループで協働して英語劇を創り、英語で発表する「イングリッシュデイ」や、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」プログラムへの参加など、英語を“体験する”機会が多い学校です。

日本にいながら世界とつながる機会を増やす

「そんな英語学習の集大成として、アメリカ・ネブラスカへの修学旅行に中学3年生の全生徒が参加します」と北村先生。現地の生徒と一緒にサマースクールに参加するなど、海外の歴史や文化に触れる貴重な機会となっているが、残念ながら昨年、今年は中止となっています。
修学旅行がなくても生徒たちにとって貴重な機会を失くしてはならないと、新たな取り組みが行われました。これまでは修学旅行後の9月からスタートしていたオンライン英会話を8月から実施。1回25分、最大週7日、講師は毎回100か国以上から選べてオンラインで英会話をするというもので、英検対策などの目的はもちろん、スポーツやアニメなど、興味のあるもの、共通の話題で“会話を楽しむ”ことも可能。全員参加で最低週2回を目標としています。
日本に留学している学生と2日間英語だけで交流する「ISAプログラム」は、感染対策を行って例年通り実施。日本と海外の文化比較をしたりしながらプレゼン技術を学び、最後は「My Future Goal」をテーマに1人ずつ英語でスピーチを行います。また、オンラインで行う「SDGsバーチャルキャンプ」も実施。近隣アジア4か国の中から興味のある国を選んでオンライン上で巡ります。SDGsの問題をいろいろな角度から学び、これから自分たちができることなどを英語で発表していきます。
海外に行くことが難しい状況下で英語学習の集大成の修学旅行が実施できなくても、独自の取り組みを駆使することで、生徒が英語や海外の文化に触れる機会を維持。本当に必要な英語力を身につけ、世界に躍進する生徒を育てています。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

専修大学松戸中学校
[学校HP]https://www.senshu-u-matsudo.ed.jp/
〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621 Tel.047-362-9102
最寄駅/
JR常磐線「北松戸駅」徒歩10分。新京成線「松戸新田駅」徒歩15分。

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