私学探検隊

荻窪の住宅街にありながら約4万4000平方メートルと広大な敷地を誇る日本大学第二学園は、部活動も盛ん。今回は中学女子バレーボール部を取材した。

マスクをつけたままでの練習などコロナ禍による制限下での活動

まずはパスやレシーブ、アタックなどの基礎練習。最後にチームに分かれてチーム練習を行う。体育館内は中学女子のほか高校女子、高校男子のバレーボール部が同時に活動していて、かけ声とボールを打つ音、靴の音などが響き渡り、活気にあふれていた

まずはパスやレシーブ、アタックなどの基礎練習。最後にチームに分かれてチーム練習を行う。体育館内は中学女子のほか高校女子、高校男子のバレーボール部が同時に活動していて、かけ声とボールを打つ音、靴の音などが響き渡り、活気にあふれていた

取材した日は春休みに入ったばかりで、体育館を3つの時間帯に区切り、活動していました。バレーボール部はこの日、午前11時から午後2時までの3時間。集中して練習を行っていました。
中学女子バレーボール部員は、1年と2年合わせて16名。コロナ禍以前は週4日の活動でしたが、コロナ禍では週3日、1回の活動も3時間以内と制限があり、活動中もマスクをつけたままです。
顧問の堀内夏穂先生は「バレーボールはチームワークと声がけが重要なスポーツです。コロナ禍で『声を出す』ことを制限されてきた部員たちに声がけは難しく、入部当初はうまくコミュニケーションをとることができませんでしたが、徐々に声を出せるようになりました。また、バレーボールを通して人としても成長してもらいたいと思い、指導しています」と言います。
顧問は堀内先生のほかに2名、さらに、コーチとして高校男子バレーボール部出身の伊藤白馬さんが指導していました。
「試合があると対戦チームについて研究したり、作戦を練ったりするのですが、コロナ禍でその経験が減ってしまったことは残念です。しかし、そのような状況でも部員たちは頑張っています。部員たちには高校に行ってもバレーボールを続けてほしいです。そして、その頃にはコロナも収束して、試合などコロナ禍では経験できなかったことをたくさん経験してほしいと思います」と語ってくれました。

制限が多い中でも工夫して活動中!
2年で部長のOさん、副部長のSさん、チームリーダーのYさんの3名に実際の活動ついて伺いました。入学してから2年間、コロナ禍で制限のある活動だったと思いますが、どうでしたか。
「ほかの部とも時間差で活動しなければならないので、テキパキとした行動を心がけています」(Oさん)、「限られた活動時間だからこそ、その大切さに気づきました」(Sさん)、「活動がないときは、技術面などはネットで調べて練習に生かしています」(Yさん)と、それぞれ工夫をしているようです。
マスクについては、「夏は息苦しくて大変ですが、マスクでの練習に慣れてしまい、大会でマスクを外してもいいと言われたときは、逆に戸惑ってしまいました」(Oさん)とのこと。さらに、「マスクでもちゃんと声がけをしないとボールをつなげられないし、ケガにもつながるので、わかりやすく伝えるように心がけています」(Oさん)とも話してくれました。
春休みが明けると3年生になるみなさん。試合や大会が限られていきます。「『あと1セット取っていれば勝てたのに』という悔いを残さないようにしていきたいです」(Oさん)、「これまであまり試合ができていませんでしたが、技術面を磨き、上位を目指して頑張りたいと思います」(Sさん)、「ボールをつなぎ、楽しいバレーをしたいです」(Yさん)と、みなさん前向きです。
コロナ禍で制限が多い中でも工夫をして活動し、前向きな姿勢を忘れないバレーボール部のみなさんでした。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本大学第二中学校
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