私学探検隊

国公立大、医学部など難関大学への合格実績が伸長。 積極的なコミュニケーションによるきめ細かいサポート

一般入試で最後まで諦めない生徒が多かった

生徒・学校・保護者の密なコミュニケーションが合格実績を上げた要因の一つでもあるとか。先生に気軽に相談できる環境も同校のよい点だ

生徒・学校・保護者の密なコミュニケーションが合格実績を上げた要因の一つでもあるとか。先生に気軽に相談できる環境も同校のよい点だ

桐光学園では難関国立大学や医学部などに進学する生徒が毎年増加。とくに2022年度の合格実績が伸びたとのことで、進路指導部長の武井大(まさる)先生にお話を伺いました。
「今年3月に卒業した高3ですが、新型コロナウイルスの影響で、学校推薦型選抜や総合型選抜に出願する生徒が増えると予想していましたが、実際は一般入試に挑戦する生徒が多く、前年度以上の合格実績でした」
大きな特徴としては「国公立大と早慶MARCHをはじめとした難関私大の合格者が前年度に比べ増加」「医学部医学科への志望者・合格者が増えたこと」が挙げられます。
「文系では最高峰と呼ばれる文Ⅰ(東大教養学部文科Ⅰ類)をはじめとした国公立大の合格者が伸びました。医学部への志望者が増えたのは新型コロナウイルスの影響が大きいと思います。医学部では横浜市立大学や筑波大学などで39名の合格者が出て、こちらも激増しました」
合格実績が伸びた理由として武井先生は「一般入試での合格率がアップしたことと、国公立大の後期の試験まで受け続け、最後まで諦めなかった生徒が多かったこと」と言います。さらに、先生が生徒とのコミュニケーションを大切にし、しっかりサポートしたことも大きな要因だと。
「試験当日に電話をした教員もいました。教師は一人ひとりに対するきめ細かいケアを第一にしています。一方、生徒もお互いに刺激し合いながら切磋琢磨していきます」
同校は2人担任制に加え、専任率80%超の教師陣やカウンセラーなど身近な先生も多く、生徒は相談しやすい自分に合った先生を見つけることができます。

卒業生が後輩のために5分間動画を作成
コロナ禍以前は卒業生が来校して進路についての経験を後輩に話す機会がありました。しかし、昨年度はそういった機会もなくなり、本年度は対面とオンラインというハイブリッドで実施したそうです。
「昨年は、卒業生たちに5分弱の動画を撮影してもらい、それを生徒たちが各自オンラインで視聴するといったものでした」
動画では受験勉強の方法などを紹介しているのだとか。
「昔から素直な生徒が多いのが本校の特徴です。先輩の頑張りを真摯に受け止め、自分たちも頑張ろうという気持ちが合格実績を伸ばしているのかもしれませんね。また、勉強だけでなく、クラブ活動など何かに打ち込んでいた生徒ほど結果を残しています」
将来は実際に東大などの大学に行き、講義や研究の様子を見させてもらうなど卒業生の人脈を生かした進路指導プログラムを実施していきたいと語る武井先生。今後も注目です。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桐光学園中学校
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