私学探検隊

共学化4年目。意欲的に学校生活に取り組む女子生徒の活躍に注目!

生徒主体の活動に積極的に参加する女子生徒たち
2019年4月から共学化がスタートし、アクティブラーニングに磨きをかける桐蔭学園中等教育学校。現在の男女比は6:4ですが、次年度は男女同数の募集となり、女子の入学比率が高まります。里山の緑に囲まれたキャンパスで「女子生徒は伸び伸びと学校生活を送っていて、教員の予想以上にスムーズな共学化が進んでいます」と、入試対策・広報部の福田先生。
共学化後の生徒たちの成長を見守ってきた宮本先生は、「企画や募集に対しても女子のほうが意欲的です。後輩に自分たちが何かしてあげたいという気持ちが強いようです」と話します。男子に負けない行動力で、新しい桐蔭カラーを作り出している女子生徒たち。
生徒主体による2022年度新入学予定者(小学6年生)登校日の歓迎セレモニーや「メンターを見つけよう・メンターになろう」企画に参加した3年の女子生徒3人に、オンライン取材しました。

在校生が企画・立案した新入学予定者歓迎セレモニー
2月に学園内「シンフォニーホール」で行われた歓迎セレモニーは、在校生有志が企画・立案しました。桐蔭学園公式マスコットキャラクター「キリリン」との掛け合いでスタートしたセレモニーは、学校紹介の動画やゲーム形式で施設を紹介するなど盛りだくさん。企画・構成・司会進行から動画の撮影・編集まですべて生徒自身が手がけています。桐蔭生活を楽しみにしている小学生たちに夢や希望を届けたいという、在校生からのおもてなし企画です。
進行助手を務めたEさんはテレビ番組のADのような役回り。「司会に指示を出すカンペを何枚も書かなくてはならず大変でした」。Mさんは図書室、食堂、教室が集まるF棟マップを作るための情報収集係。「集めた情報でデジタルスキルの高い生徒と協力してゲームや動画作成を行いました」
企画に関わった宮本先生は、「壇上でセレモニーを進行する上級生の姿は頼もしく、こんな先輩たちがいるという安心感にもつながったと思います」と話します。

1・2年生合同企画「メンターになろう」は成長を実感できる場

経験を交えてメンティーの質問に答える上級生メンター。「1年前は自分も同じことを考えていたなあ」と実感する

経験を交えてメンティーの質問に答える上級生メンター。「1年前は自分も同じことを考えていたなあ」と実感する

また、昨年度から始まった1・2年合同企画「メンターを見つけよう/メンターになろう」は、部活動や委員会以外の先輩との出会いの機会です。「メンター」となる2年生は「安心していろいろな相談ができる頼りになる人」、相談する1年生が「メンティー」となります。1人のメンターが4人のメンティーを受け持ち、「テスト前の時間の使い方は?」「部活と勉強の両立方法は?」などさまざまな相談・質問に答えていきます。
昨年に続いて参加した3人は、「メンター」と「メンティー」の両方の立場を経験したことで、相手の気持ちを思いやれるようになったと言います。おしゃべりは得意じゃないと言うSさんも、「昨年のメンターは今でも友達です」と教えてくれました。
「年3回、1年を通じて同じメンバーで行うためにメンティーの成長も実感できます。制限時間が来ても話が止まらないほどで、一緒にご飯を食べるほど仲良くなる生徒もいました」(宮本先生)。部活動や委員会活動とは違った“斜め”の人間関係が広い視野の獲得につながり、互いの成長を実感する場になっています。
共学校になったことでどのような歴史を積み重ねていくのか、桐蔭学園中等教育学校の今後に注目です!

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桐蔭学園中等教育学校
[学校HP]http://toin.ac.jp/ses/
〒225-8502 神奈川県横浜市青葉区鉄町1614 Tel.045-971-1411
最寄駅/
東急田園都市線「市が尾駅」「青葉台駅」からバス「桐蔭学園前」。小田急線「柿生駅」からバス「桐蔭学園」。東急線・市営地下鉄線「あざみ野駅」や小田急線「新百合ヶ丘駅」からバス「もみの木台」ほか。

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