私学探検隊

1期生に続き一貫2期生が本領を発揮 国立・私立難関大への合格者数がさらに増加

1期生の背中を追いかけより高い実績を残した2期生
2015年に東洋大学の附属校となり共学化した東洋大学京北中学校。今春、多くの一貫2期生が進路実現を達成し、国公立・省庁大学校7名、早慶上理22名、GMARCH・関関同立61名と、一貫生の合格者数が前年度と比べ2~3倍に増加しました。この結果をうけ進路指導部長の武田浩哉先生は、「2期生の頑張りは、1期生の存在が大きかったと感じています。6年間コツコツと学びを積み上げていき、自分の目標を実現する姿を間近に見てきたことが、とても良い刺激になったようです」と話します。
他大学への進学も積極的で附属校と進学校を両立する同校では、中学入学時から「推薦でいけるから東洋大ではなく、常に高い志をもって学ぶこと」を伝えています。そのため、哲学教育・国際教育・キャリア教育の3つの柱を基盤とする教育の中で、何に興味関心があるのか、どんな適性があるのかなど、気づきに繋がる学びや体験の機会を用意。生徒たちは自分と社会をリンクさせながら、具体的な進路を描き高校へと進んでいきます。「高校1年時から一部の生徒は『将来こんなことをやりたいです』と、明確な目標をもっていました。それは受験期になっても変わらなかったですね」と、2期生担任を務めた唐沢壮一朗先生。

絶妙なタイミングで引き締める学校主催のイベント

受験報告会では、受験を意識した時期、学校のフォローについて、勉強と部活動のバランス、1~2年生の時に考えていたことなど、1・2年生(現、2・3年生)に生の声を届けました。個別相談では使用した参考書など、より具体的な質問に答えていました。

受験報告会では、受験を意識した時期、学校のフォローについて、勉強と部活動のバランス、1~2年生の時に考えていたことなど、1・2年生(現、2・3年生)に生の声を届けました。個別相談では使用した参考書など、より具体的な質問に答えていました。

高校に入ると、内進生の難関進学クラス・進学クラス、高入生の難関進学クラス・進学クラスに分かれ、学びを深めていきます。その中で起こりがちな気のゆるみを防ぐため、入学してすぐの学習オリエンテーション合宿を皮切りに進路講演会、キャリア講演会など、要となる場面で生徒の意識を高める取り組みを実施。「生徒のことを一番知っているのは私たちですから、講演会もできるだけ業者に任せず自分たちの手でやっています。適切なタイミングと内容で意識づけをすると、うまく高3へと進んでいけるんです」と高等学校教頭の臼田浩一先生。また、先輩から具体的なアドバイスをもらえる受験報告会も実施しており、前年度の報告会では有志3年生による個別相談も開催されました。

好奇心をくすぐるKSSTで学びへ向かうサイクルを生み出す
 
4年前からは中学3年生の希望者を対象に科学と向き合う「未来の科学者育成プロジェクト」を中高大連携の取り組みとして展開。さらにそのネクストステップとなる高校生対象のKSST(京北スーパーサイエンスチーム)も動き始めています。「専門性の高い機関の見学とフィールドワークを組み合わせて、好奇心をくすぐりながら生徒の視野を広げることがKSSTの目的です。良いものを示し刺激を与えると『もっと知りたい』という意欲が生まれます。そうすると、生徒は自ら学ぶようになるんです。このサイクルを作っていきたいですね」(臼田先生)。今後のKSSTに向け、今年はハワイ島での実地踏査を行う予定とのこと。コロナ禍だからと立ち止まらず、明確な視点をもち常に進化する東洋大学京北中学校。その刺激に溢れた学びは、生徒たちの人生を大きく切り拓いていくことでしょう。

<合格者の声>
●塾や予備校には通わず、自分の弱点を中心に先生に課題を出してもらい、昼休みや放課後を利用し添削・解説をしてもらいました。漢文は学校での教材をしっかり繰り返したことが、受験勝敗の分かれ目だったと思います。(Nさん・慶應義塾大学進学)
●高校3年から勉強を始めました。わからないところはすぐ先生に質問して、一問ずつ完璧にしていったことが合格に繋がりました。(Fさん・東京理科大学進学)
●総合型選抜入試で合格しました。本や論文を読み、先生に研究テーマ・提出資料について相談と添削をしてもらいました。哲学教育で学んだ論理的な思考に基づく地道な研究が実を結んだと実感しています。(Mさん・筑波大学進学)

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東洋大学京北中学校
[学校HP]https://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku/jh/
〒112-8607 東京都文京区白山2-36-5 Tel.03-3816-6211
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