私学探検隊

教師との信頼関係が生徒の成長を促す社会に貢献できる男子を育てる“明るく元気な進学校”

今春の東大現役進学者は11名!23年から「2月1日午前入試」も
12年連続で都内男子校ナンバーワンの志願者を集め続けている東京都市大学付属中学校(世田谷区)。
今春卒業生は、東大現役合格・進学者が11名と過去最多、約3割が難関国公立大学・医学部に合格しています。また2023年度から「2月1日の午前入試」を始めることも話題となっています。
同校は2007年に高校での募集を停止し、中高一貫教育を開始しました。その際に、全教員の声を集めて学校づくりについて協議を行い、「明るく元気な進学校」という方向性を打ち出しました。
「大学進学を目標にしつつも、明朗快活で、生きていくうえで必要な強い心と優しい思いやりの心を持つ、社会に貢献できる男子を育成することを使命にしています」と主幹教諭の野田宏幸先生は説明します。

生徒の意向を尊重
コロナ禍でもこだわった対面授業

同校では、学校行事や部活も、生徒の成長に欠かせないものであると考え、生徒と教師の触れ合いと信頼の構築を日々大切にしています。コロナ禍への対応では、その姿勢が顕著に表れました。
先述した難関大学合格実績の背景にも、コロナ禍でも生徒たちの声に応えて実施した対面授業があります。
「休校要請期間はオンラインで授業を行い、作成された動画は1000本近くに上りました。しかし、生徒からの意向もあり、対面での授業実施にこだわりました。
特に、受験を控えた高3生から、学校で勉強をしたい、先生から直接アドバイスを受けたいという強い要望がありました。そのため、1月からの特別授業では、教室に入りきれないほど生徒が集まった教科もあったほどです。また、東大クラスの生徒たちは直前まで受験対策の添削を教師に望みました。教師たちは生徒たちの意向を尊重し、全力で応え、そこには確かな信頼関係を感じました」(野田先生)

手厚いサポートと、幅広い学びの機会が生徒の力を伸ばし育てる

科学実験 中学3年間で約60テーマに取り組み、科学的思考の基礎を学ぶ。分析力や表現力が向上する。

科学実験
中学3年間で約60テーマに取り組み、科学的思考の基礎を学ぶ。分析力や表現力が向上する。

生徒の心に寄り添った指導を展開する同校では、生徒へのサポートを手厚く行っています。中1から、こまめな補習によって学習へのつまずきをなくし、その一方で、できるところは、応用講座でどんどん伸ばしていきます。生活面では、生徒自身が1週間の予定を「タイムマネジメントシート」に書き込み、自己管理ができるように指導をしています。
また、生徒自らが進路を決めていくために、体験を通じた幅広い学びの機会を提供しています。中学では週に1度、座学の理科の授業とは別に科学実験があり、中3の「キャリアスタディ」では企業体験や会社経営者などの講話を聞き、自分の将来について考えます。高1では、自分たちで研究テーマを設定し、文献調査やフィールドワークを行い、「中期修了論文」を執筆します。

生徒の意向を尊重する先生方と、確かな信頼関係を築きながら、6年間でたくさんの経験を積み重ねる生徒たち。明るく元気で、社会貢献できる男子へと成長していくことでしょう。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京都市大学付属中学校
[学校HP]https://www.tcu-jsh.ed.jp/
〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1 Tel.03-3415-0104
最寄駅/
小田急小田原線「成城学園前駅」徒歩10分。東急田園都市線「二子玉川駅」・東急大井町線「等々力駅」・JRなど「渋谷駅」からバス「東京都市大付属中高前」。

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