私学探検隊

のびのびとした自主性と学校愛で彩られる学園祭

美しい校舎に緑が溢れる聖ドミニコ学園。敷地内には、幼稚園から高校まであり、生徒たちが「みんなが家族」と表現するほど、温かく愛に満ちた学園で、皆がのびのびと学んでいます。「真理」をモットーとし、カトリックの価値観に基づいた教育には信頼も厚く、親子、姉妹でドミニコ生という生徒も多くいます。
今回は、生徒を代表し、生徒会で活躍する中高生3人にお話を伺いました。

少人数制でアットホーム フランス語も身に付く

文化祭や長月祭の時は、毎年美術部が正門の装飾を製作している

——聖ドミニコに入ってよかったこと、好きなところを教えてください

福島果歩さん(生徒会長、高2、以下「福島」) 「1学年約80名という少人数制なので、クラスに関係なく生徒同士はとても仲がいいですし、先生と生徒の関係もとても近いことです」
葛西眞珠さん(副会長、高2、以下「葛西」) 「先生が、生徒一人ひとりのことをきちんと知っていてくれるところです。自分のことを分かってくれている、という安心感があります」
朝香友貴さん(副会長、中3、以下「朝香」) 「校舎がきれいで、生徒同士の仲がよく、みんなが家族みたいです」
福島 「それに、中学からフランス語が必修なので、英語だけでなく第2外国語も身に付くのも嬉しいです」
葛西 「小学校からの内部進学生もいますが、1ヵ月もすると中学から入学してきた子が誰なのか分からなくなるくらいみんな壁がなく、すごく仲が良いんです」

生徒の自主性と先生との信頼関係

葛西 「学校には、生徒からの要望を入れられる意見ボックスがあります。そこへ自由にみんな意見を出せるんです。それを元に、生徒会で話し合い、実際に先生と交渉したり、ルールを考えたりして、実現したこともあります」
福島 「それで制服も夏にはポロシャツを導入するなど、生徒全員でルールを守ることで先生達の信頼を得て、新しい試みもできるようになりました」

——先生が自分のことを分かってくれていると感じるのは、どんな時ですか?

葛西 「進路や授業選択など悩んだ時は、担任以外の先生でも話しかけると、必ず一生懸命相談に乗ってくれます」
朝香 「私は進路の相談はまだ先ですが、試験についても分からない時など、とても相談しやすいです」
葛西 「どの先生も、私たち一人ひとりの性格や活動やクラスでの役割などよく見ていて、知っていらっしゃるんです。だから、誰に相談しても適切なアドバイスをくださいます」

文化祭は、来客者の楽しみが私たちのよろこび

インタビューに応じてくれた生徒会のみなさん。左から副会長の葛西さん(高2)、会長の福島さん(高2)、副会長の朝香さん(中3)

——そんなドミニコ生の温かい雰囲気と自主性が感じられるのが、学園祭です。2013年は、中高のみの長月祭が開催。すでに準備が始まっています。

福島 「長月祭は、学年ごとの企画と、部活動の発表や舞台がメインです。様々な活動に取り組む生徒も多いので、掛け持ちしたりと急がしそうですが、みんなすごく楽しそうなんです」
葛西 「生徒会は、毎年クレープ店でしたが、今年はミスター(男装)コンテストをやろうかと思っています!」
福島 「各学年ごとにカフェ、縁日、迷路、お化け屋敷など毎年趣向を凝らしたものを用意しています。先生方は見守り、基本的に生徒がやりたいことをさせてくれるので、みんなで意見を出し合い頑張っています」
福島 「本当に、学年を超えて、生徒の結束力が強いんです!また、お客さんに楽しんでもらえることがうれしいです」
葛西 「去年から始めた受験生向けの学校紹介のコーナーは、今年もさらに工夫を重ねて開催しますので、ぜひ来てください」

聖ドミニコ学園中学校
[学校HP]http://www.dominic.ed.jp/
〒157-0076 東京都世田谷区岡本1-10-1
☎ 03-5716-4646
最寄駅/東急田園都市線「用賀駅」徒歩15分。東急大井町線 田園都市線「二子玉川駅」徒歩20分または東急バス「静嘉堂文庫」。小田急線「成城学園前駅」からバス「岡本一丁目」徒歩5分。