私学探検隊

最新情報! 入学後2カ月の第1期生と新校舎

数々の行事をとおして日々成長中

オリエンテーションでは自分の手形の上に、「どんなクラスにしたいか」という希望を書き、クラスの団結を誓った


東京成徳大学深谷中学校は、50年の歴史がある同高校と同じ敷地内に建てられました。中学校の新しい校舎に、ピカピカの第1期生20名を迎えて4月に開校したばかりの同校を訪問。開校2カ月の「いま」を中学校教頭の富岡達夫先生に伺いました。まず、どんなタイプの生徒さんが多いですか? また、入学直後といまは違いますか?
「学習面での意識が高い生徒が多く、日を追うごとに力をつけてきていますね。また、最初は男女別々で行動していましたが、いまではだいぶ打ち解けてきたようです。きっかけは4月に2泊3日で行われた宿泊オリエンテーション。仲間づくりのゲームをしました」(富岡先生)
ゲームは、子ども学部や応用心理学部をもつ東京成徳大学の先生が準備してくれたものだとか。

教頭の富岡先生は、国際教育の授業で日本の文化について講義

「驚いたのは、3枚の新聞紙を渡しただけで、どのグループが一番高く積み上げられるかというゲーム。丸めるのか折るのかなど、自分たちで知恵を出し合わなければ、前に進めません。生徒たちはこうしたゲームをとおして親しくなっていったのです」(富岡先生)
さらに、大学見学会では東大に行き、5月には20㎞の長距離ハイキングに挑戦。
「東大では、大学生の話に耳を傾けたり、ノーベル賞を受賞した小柴昌俊先生の展示を熱心に見学していました。ハイキングも全員がゴール。どのような時も、生徒たちの表情が良かったのが印象的でしたね」(富岡先生)
学習面では数学と英語で習熟度別授業がスタート。
「生徒にはいろいろなことに挑戦し、経験してほしい。そして、コミュニケーション能力や国際社会で活躍できる力を身につけ、『成・徳』のもつ意味のように、尊敬される人物になってほしいと願っています」(富岡先生)
一方、担任の永山敬司先生は、「指導したことはすぐに吸収し、毎日見違えるように成長します。驚くことが多いです。また、もうすでに『早く後輩が入ってこないかな』と後輩の入学を心待ちにしています」と目を細めます。

「開かれた学校」がテーマのガラス張りの校舎

中学校校舎は4階建て。窓には西日を遮るためのひさしが


新校舎のテーマは「開かれた学校」。職員室も教室もガラス張りで開放的です。また、玄関と職員室の間には、本棚とテーブルが置かれたコミュニティラウンジがあり、本棚には雑誌や書籍が約200冊。定期的に入れ替えも行われ、本に親しむきっかけにもなっています。また、放課後には先生と一緒に勉強会も行われます。
「ラウンジは生徒が先生に気軽に話しかけたり、質問したりできる場所」と富岡先生。
温かな先生方に見守られながら、新しい校舎で学ぶ第1期生、成長が楽しみです。

東京成徳大学深谷中学校
[学校HP]http://tsfj.jp/
〒366-0810 埼玉県深谷市宿根559
☎ 048-571-1303
最寄駅/JR湘南新宿ライン(高崎線)「深谷駅」徒歩25分、スクールバス7分。秩父鉄道「行田市駅」、JR・東武東上線・秩父鉄道「寄居駅」、東武東上線「森林公園駅」からもスクールバスあり。