私学探検隊

会話とプレゼンテーションを繰り返し、世界で活躍する人材を育成する大宮開成の表現教育

様々なスタイルの発表がポイント“開成文化週間”とは

大宮開成のプレゼンテーション教育の成果を目のあたりに出来る行事、それが「開成文化週間」です。今回は、教務部長の小山和彦先生と現在第3ステージ主任で、現高校2年生の担任を4年間されていた高橋倫史先生に、その取り組みについて伺いました。
「開成文化週間とは、2月に実施する4学年合同(中学1年生~高校1年生)のプレゼンテーション大会のことです。生徒たちは1年間かけて、調べ学習から発表テーマの検討、そして発表と、ステップアップしていきます」(小山先生)
この発表までのステップに、大宮開成ならではの特徴があります。

STEP(1)

個人研究・レポート提出(個人)→夏休みまでに、各学年に与えられたテーマを元に、各自調べ学習を行います。自分の興味関心を深めるために、様々な文献を使い、調べたことをレポートとして提出します。知識を蓄えることからスタートします。

STEP(2)

模造紙発表(グループ)→個人で調べてきたものを、今度はグループで話し合い、知識を深めていきます。そして、模造紙を使い文化祭で発表をします。ここでポイントとなるのは、「相手の意見を受け入れながら、自分の意見を伝えること」と「相手に何を伝えたいか1枚の模造紙にまとめること」です。

STEP(3)

パワーポイント発表(グループ)→開成文化週間での発表にむけて、パワーポイントでの発表準備を行います。「どのようなストーリーで組み立てたら、相手に伝わるか」「一番伝えたいことは何か」を考えながら、生徒たちは個性溢れたパワーポイント資料を作り、発表に臨みます。

様々な形での発表をすることで、生徒たちはどのように資料をまとめてプレゼンをしたら良いのかを学んでいくのです。

目に見える目標が生徒のモチベーションに

開成文化週間では、各学年の代表グループの発表を、4学年全員で聞きます。次学年の発表を聞くことで、「こんな風に発表すると、わかりやすいんだな」「来年はあのグループを超えたい」と、次年度にむけてのモチベーションに繋がるのです。「先輩の発表は、後輩にとって身近でそして具体的な目標になります。目標が明確になることで、生徒は自然と次に向けて何をすればいいか考えて行くようになるのです」(高橋先生)

10月26日・27日(土・日)の文化祭では、そんな生徒たちの模造紙発表を見ることが出来ます。ぜひ足を運んでみてください!

【中1~中3までのSTEP(2)模造紙発表の変化】

中1
中2
中3
年次が上がるにつれて、「まとめる」だけから「相手に伝えたい要点をまとめて表現する」に変化していきます。

大宮開成中学校
[学校HP]http://www.omiyakaisei.jp/
〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615
☎ 048-641-7161
最寄駅/JRなど「大宮駅」徒歩19分または国際興業バス「天沼町(大宮開成中学・高等学校前)」。登校日朝にはノンストップ直行便あり。