私学探検隊

「今、勢いがある学校」と話題沸騰中!城西川越の「生徒を育てる秘訣」とは

自然に囲まれた環境から「城西川越はのんびりした生徒が多い」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、理数と英語に特化した教育や、盛んな部活動など、その内部はまさに「熱い男子校」そのもの。今回は、そんな城西川越生の育て方について、広報部の並木大典先生にお話をうかがいました。

「学校=第2の家」学年全体で生徒を見守る

放課後は質問する生徒でにぎやかな職員室前。
基本問題も応用も、小さな黒板を使って丁寧に解説します。

―学内を見渡すと、他校に比べて若手の先生が多く感じます。
そうですね。特に中学は20代~30代の教員が半数以上を占めています。男子校なので、中学生と向き合うためには体力勝負ですが、本校では若手教員が生徒と関わり、中堅教員がマネージャーとして統括をする形ができているのでとてもバランスが良いですね。また、生徒のためであれば若手教員であっても枠にとらわれずに様々な取組みができるので、クラス経営や学習指導など、積極的に取り組むことができます。

並木先生が顧問をするラグビー部の部員達。
彼らの表情からも城西川越のあたたかさが伝わってきます。

―普段、生徒とどのような関わり方をしていますか。
頼れる兄のような存在になれるように心がけています。学校生活以外のことでも色々相談に乗っていますね。学年全体で生徒一人ひとりを見守る体制がありますので、担任に話しづらい内容は、別のクラスの教員が相談に乗っています。最近では、居心地が良いのか、下校時間になってもなかなか家に帰ろうとしない生徒も増えてきました。そういった生徒のために補講を行うこともあります。

関わる時間が長いほど生徒はよく育つ

―現中3を中1から担任しているそうですが、彼らに変化はありましたか。
びっくりするほど大人になりましたね。入学時の生徒は、当然のことながら、小学生の延長で落ち着きはなく失敗の連続でした。しかし、私たちは、生徒たちに事にあたる時は、「目標を設定し、目標達成のための計画、準備を入念に行う」ということを徹底してきました。私たちの指導は徐々に浸透し、3年生になった今では、こちらの指示がなくても自発的に行動ができるようになりました。私は、いつも生徒たちを「信じて待つ」ということを自分に言い聞かせて指導にあたっています。
先日も、都内の劇場で芸術鑑賞会(現地集合)がありました。その日、私は出張が重なり、開演直前に到着したのですが、私の心配を他所に生徒たちは、学級委員を中心に、普段と変わりのない振る舞いをしていました。そんな光景を目にし、改めて、日ごろの学校生活での指導の重要性を痛感しましたし、感動して泣きそうになりました。(笑)私達は、「生徒と関わる時間が長ければ長いほどよく育つ」と考えていますので、彼らが3年間でここまで成長してくれたのは誇りに思っています。
本校は生徒が30歳になった時、社会で活躍できる人となるよう育てていますので、ある意味大人への第一歩となるこれからの高校3年間でどのように成長してくれるか楽しみです。

特別選抜入試スタート!4会場で実施

2014年度から特別選抜入試が始まります。現在、特選クラスは2年目を迎え、成績・モチベーションともに着実に成果をあげています。また、特選クラスを目指す一般クラスの生徒が自主的に勉強する姿もあり、お互いが良い刺激になっているそうです。
特別選抜入試の詳細は、10月10日、11月5日の学校説明会、または11月9日・16日のオープンスクールで。2014年、城西川越はさらに進化します!

城西川越中学校
[学校HP]http://www.k-josai.ed.jp/
〒350-0822 埼玉県川越市山田東町1042
☎ 049-224-5665
最寄駅/JR埼京線(川越線)・東武東上線「川越駅」、西武新宿線「本川越駅」からバス「城西高校」。JR湘南新宿ライン(高崎線)「桶川駅」からバス「二本松」。スクールバス:「川越駅」「本川越駅」「桶川駅」からあり。
来年度より東武東上線「坂戸駅」よりスクールバスを配車します。