答えのない〝何か〟を見つける。制約のない自由な課外活動が誕生

「校則や規則などに縛られずに、生徒が主体的に自由に発想して、自分の考えを形にする場」として、今年発足したのが『FLYERS（フライヤーズ）』という課外クラブです。「やりたいこともすべて生徒たちが決めていきます。対象は中1から高3までの全学年。さらに来年からはOBも加入して、年代を越えて刺激しあえる活動になってほしいと思います」と、入試広報部の石川茂先生は言います。「近い将来、現在ある職業の半分以上は人工知能に取って代わられ、生徒たちが就職する頃には今は存在しない職業に就く可能性が高いという研究結果も発表されています。そんな時代を生き抜いていく生徒たちに、間違いを恐れずにどんどん前に出ていく積極性、自発性をもってほしいので〝答えがない〟何かを、生徒たちに見つけさせる場を設けていきたいです」と、石川先生。現在の参加者は約40人。口コミで広がり、中1を中心に増えています。

最初に取りかかった活動は、生徒目線での〝学校広報〟。「日出の良さをもっと知ってほしい」と生徒たちの思いを込めて学校紹介の漫画を制作しました。「先生と生徒の距離が近くて、家族のような学校」というのがアピールポイント。生徒がアフレコにも挑戦し、ホームページにコマ送り動画としても紹介されています。「学年や部活動などもバラバラの生徒が集まり、これからさらに枠を取り払いながら、自由に活動を行っていってほしいと思います。少人数教育の日出だからこそできる試みです」と石川先生は、飛び立ったばかりのFLYERSへの期待を寄せます。

生徒にインタビュー

夢が広がるFLYERS！

原田花純(かすみ)さん（高2）　私は生徒会長をやっています。生徒会ともまた違い、規制もなく何もないところから作り出すのが楽しそうで参加しました。今後は学校近くの駅に花を植えるなどして、地元の人ともコミュニケーションを取っていきたいです。また、将来はファッションデザイナーになりたいので、制服を私たちでデザインできればうれしいです。

成田百花(ももか)さん（高1）　私も生徒会に所属していますが、行事などやらないといけないことが決まっているので、新しいことはなかなかスタートできません。他校の生徒と交流をもちたいと思っているので、自由度の高いFLYERSをとおして実現していきたいです。

荒井悠希(ゆき)さん（高1）　私は学校紹介漫画のコマ送り動画のアフレコに挑戦しました。声で演じることに興味があるので、新たな映像やほかの方法を使って日出の良さをもっとみんなに知ってもらいたいと思います。FLYERSとして学園祭にも出てみたいです。

田中岐明(みちあき)君（中2）　僕は野球部に所属していますが、部活だと経験の違いもあって先輩と後輩の立場が違います。FLYERSだと学年に関係なく本音を話し合えるのもいいですね。部活の設備などもさらに良くなるような提案もしていきたいです。

有賀花穂(かほ)さん（高1）　学校説明会に参加してみんなと一緒に学校を紹介するのが楽しいです。これからも、先生と生徒との距離が近い日出の良さをもっと多くの人に伝えていきたいと思います。

馬場沙羅(さら)さん（高2）　私は小学校からの内部進学生です。中高は先輩後輩の仲がよく先生とも距離が近くて毎日が楽しいので、進学して本当に良かったと思っています。日出の小学生や親御さんにも中高の良さを伝えていきたいです。

前列左から、田中君、原田さん、有賀さん
後列左から、成田さん、荒井さん、馬場さん

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日出学園中学校
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