生徒の心に灯を点すプログラムが充実! いかに生きるかを考えて、自分らしく生きるために欠かせない自分をマネージメントする能力を磨こう。
教員の手厚い指導が実り、今春も東大に4名現役合格
国学院大学久我山は“きちんと青春”がキャッチフレーズの男女別学校です。きちんと青春とは、6年間の学校生活を自分なりに充実させて、社会で生きる力を身につけることを意味しています。その道標となっているのがキャリア教育です。
「本校では大学進学に向けた『進学指導』と、その先の人生をイメージする『進路指導』の2本立てで取り組んでいます。中高時代の男女は成長も違えば、人生のとらえ方も違うので、男子部、女子部ともに独自のプログラムを立てていますが、高3の選択授業や校外勉強合宿などは男女合同で行っています」(進路指導部長/大瀬裕司先生)
各種講習や日々の添削指導など、学力の向上や進学にかかわる支援をすべて教員の手で行うのも同校の特色です。時間をかけて築いた信頼が力となって、今春も国公立大に50名(東大4名を含む)が、早慶上理に176名が現役合格を果たしました。
気づきを得ることは、自発的な学習につながる
中村友子先生は「キャリア教育を通して、いかに生きるかを考え、生きる上での目標を見つけてほしい」と言います。
「小さな興味関心をきっかけに、自分と向き合い、こういう職業に就きたい、こういう生き方がしたいと目標が定まっていくうちに、意識(自分自身をマネージメントする力)も高まって、自発的に学んだり、行動したりするようになるからです」(中村先生)
男子部のキャリア教育は中3から始まります。
「中学生といえども男子は子どもなので、まずはきちんと生活することに重点を置いています。中3は部活動で上に立ち、視野も広がる学年です。その年に1年にわたり『クエスト エデュケーション プログラム』(実在する企業が提示する商品開発という課題に4人1組で取り組み、具体的な商品を考え、提案するプログラム)に取り組むことにより、自分の得意なことに気づいたり、社会への興味関心を持ったりする良い機会になっています」(阿久津拓生先生)
女子部のキャリア教育は男子よりも1年早く、中2から始まります。
「受験勉強のスイッチが入ると男子はものすごい集中力を発揮しますが、女子は同じようにはいきません。時間をかけてこつこつと積み上げていくことのほうが得意なので、女子部では勉強への目的意識を持たせることに力を入れています。中2から職業調べや職場研究をはじめ、経済界のリーダーの方々による特別授業や、『どう生きるか』をテーマにしたグループディスカッションなどに取り組み、高2まで継続して『働くということ』をさまざまな視点から考えることにより、必要を感じて勉強に取り組む生徒が増えています」(中村先生)
卒業後も心の支えになる久我山のキャリア教育
男子部、女子部ともに大切にしているのは、社会の最先端で活躍されている方々、各分野の専門家の方々、卒業生の方々などから話を聞くことです。体験に基づいた話には説得力があり、心に響くからです。
「例えば中3男女を対象に行っているJICAの講演会は、海外やボランティアに目を向けるきっかけになっています」(阿久津先生)
このプログラムでは、講演の感想を書いてJICAのエッセイコンテストに応募していますが、昨年、女子生徒が入選し、この夏、モンゴルに派遣されました。
「最近は英語で数学を学ぶ、留学生と地域探訪をするなど、教科横断型の行事も増えていて、興味をもつ生徒が積極的に参加しています」(大瀬先生)
「私たちがキャリア教育に自信を持てるのは、卒業生の多くが、大学を経て職に就き、様々な分野で活躍していることです。社会で生きていく基礎力を備えて巣立ってくれていることを嬉しく思います」(入試広報部/横山聡先生)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国学院大学久我山中学校
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