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日本女子大学附属中学校

中学校教員 リレーエッセイ【3月】書いてます!読んでます!

3年前の4月、本校ホームページ担当教員から「毎月1名ずつ『教員リレーエッセイ』を連載します!」という宣言がありました。以来、各教員によって書かれる授業・生徒の様子についてのエッセイを読んできました。25才から65才までの教員による多様なエッセイはとても楽しく、読み応(ごた)えがあります。

私は「本校専任教員は36名いて、1年に12名だから、とうぶん回ってこないだろう。」と安心していたのですが、この3月、ついに36番目に私の順番が回ってきてしまいました。
 エッセイを書くということは、口頭で感情まかせに発言してしまうのと違います。匿名(とくめい)で身勝手な投稿をしてしまうのとも違います。一旦書いたものを落ち着いて読み返して、より良い表現へ修正することができます。それに、ずっとあとになってから「あの時、自分はあんなふうに考えていたのだ」と懐かしむこともできます。
 そして。
本校生徒は本校教員以上に、もっともっとたくさんたくさん書きます。国語のスピーチ原稿や、作品と作者調べだけでなく、世界一周旅行計画書、実験・観察レポート、調理実習レポート、自らの美術作品によせるコメント、英語の自己紹介・家族紹介・日記・手紙などです。英語の文章は、和英辞典と首っぴきで書くガチガチの文章ではありません。授業で習った範囲の英単語と表現を用いて、無理をせず楽しくのびのびと書いています。写真やイラストを添える工夫もされています。
さらに、いま、3月、3年間の学びの集大成、「中学生の卒業論文」ともいえる『年間研究』が展示されています。その研究分野はここに紹介しきれないほどバラエティ豊かです。「この子は大学の○○学科へ進むつもりかな」と想像するのも楽しいことです。
本校の校舎の廊下は天井から床まですべて掲示板となっていて、生徒全員の作品が展示されます。ですから生徒はいつも楽しく、友だちの文章を読んだり作品を鑑賞したりしているのです。
私が教員仲間のエッセイを楽しみながら読んできたように。

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