学校からのお知らせ

瀧野川女子学園中学校

体験を通して日本人としての心を育む

ごきげんよう。

先日、年内最後となる、中学受験生向けの学校説明会を開催しました。

学校で学ぶ目的は、自分が将来挑戦したい専門分野の力を身につけることです。好きなことや得意なことを仕事にすることは、自分も周りのみんなも幸せにすることにつながります。

好きなことを仕事に結びつける考え方は、「創造性教育」を通して身につけます。「創造性教育」で育む「創造性」と「起業家精神」は、トレーニングで誰でも身につけることができます。体験を通し、一人ひとりが異なる関心を持ち、そこから自分の好きなことを増やしていきます。そして好きなことから新しいものを世の中に送り出す方法を、「創造性教育」で学びます。「創造性教育」ではデザイン思考を用いて、手を使いながら、チームで物事を進める考え方を養います。

この創造性教育の成果は、面接主体の新しい大学入試でも発揮されています。

大学入試改革初年度と言われる2021年度大学入試。総合型選抜や公募型推薦といった、面接主体の新しい入試での募集が、私大の入学定員の50%以上を占め、国公立でも30%を目標とし、ペーパーテスト至上主義であった入試が大きく変わりました。

この大学入試改革初年度に、本校は前年比で総合型4倍、公募型2.6倍の合格実績を記録。約80%の生徒が年内に現役合格しました。そして今年も同様に、約80%の生徒がすでに大学に合格し、進路を決めています。

新しい大学入試で問われるのは、「将来何をしたいのか」「なぜこの大学なのか」「大学や将来に向けてこれまで何に取り組んできたか」といった、具体的な内容です。「創造性教育」や「ゼミ」での学びが、その人独自の体験を生み出し、進路へとつなげます。

国際社会で活躍するために必要な“使える“英語も、充実したプログラムで身につけることができます。

授業は7名のネイティブ教師と4名の日本人英語教師がチームを組み、段階的にオールイングリッシュ前提で行います。7名のネイティブ教師のうち5名は特別免許を持った英語教師。単独で授業を行うことができます。さらに、ホームルームや放課後の掃除の時間、クラブ活動にもネイティブの先生が一緒に活動するので、日常的に英語を話す環境があります。

ICTの活用によって、3年間で6年分の英語を学び終え、4年からは英語を使って高度な英語の授業を行います。また、中高一貫だからこそ、4年生(高校1年生)からアメリカの姉妹校へ1年間の正規留学に参加することも可能です。

そして国際社会だからこそ、日本人としての心の成長を大切にしています。本校では創立時より続く伝統の授業「礼法・茶道・華道」の授業を通し、大人の日本女性として、自信を持って振る舞えるよう、心遣いと作法を身につけていきます。



「創造性教育」を始めとする全ての教育プログラムを可能にしているのが、教育ICTです。本校では2010年よりICT化を進め、2016年から、リアルタイム・双方向・メディア複合の第7世代で実施しています。

受験生には、「黒板の無い教室」でiPadを使用した、英語の授業体験をご用意。

ICTを活用することで授業が効率化するだけでなく、リアルタイムにクラス内でノートを共有し、1対1のコーチングを可能にすることを実感していただきました。

説明会の中で、中高一貫コース4年生3名による、「一貫コース3年間で学んだこと」について発表がありました。

◯英語教育について

瀧野川には、充実した語学研修があります。私はアメリカポートランドでの姉妹校語学研修に参加しました。参加した理由は、一度は海外に行きたいということと、英語圏で生活してみたいと思ったからです。現地では、人も街も明るく受け入れてくれました。姉妹校での勉強だけでなく、観光を含むアクティビティが豊富で、学校で学んだ英語を実際に街で使う機会がたくさんありました。英語を学びながら使うことを繰り返すことで、2週間という短期でも英語力を伸ばすことができました。

◯先端ICTについて

2年前にコロナが流行り始めた頃、どの学校よりも早く、オンライン授業を始めました。普段の授業もプリントは全てiPadに配信され、ノートの準備はいりません。
あかつき祭では団体ごとに魅力を伝える15秒の動画を制作します。審査を通過した団体は、学校公式youtubeに掲載されます。動画制作にはfinal cut proを使用します。プロも使うツールで、より高度な制作ができ、貴重な体験になりました。
パソコンは実社会で多く使われますが、学びを通して使えることがいいところです。

◯創造性教育について

創造性教育はクラス全員で案を出しながら、チームで取り組みます。私は3年生の中学課程修了研究で、味覚の違いについて発表し、苦手なものを減らすためにはどうしたらいいのか1年間研究しました。高1の商品企画コンペティションでは、世の中のインサイトを調べ、新しい商品を生み出します。これは、将来社会に出た時に役立つと思いました。

◯校外学習について

・2年生で行く奄美では、非日常の体験が待っています。飛行機からも海の底が透けて見え、その海でカヌーやSUPをします。シュノーケリングでは海亀に会うこともできます。大島紬の原型の泥染め体験なども行います。奄美大島冒険旅行は、これまでの学校生活の中で一番の思い出です。明かりが少ないのでたくさんの星がはっきりと見えたり、海亀に会えるなど、自然の美しさを感じることができました。

・3年生では伊勢に行きます。神宮を参拝したり、日本の歴史や神様について学びました。本などでは分からない、伊勢の空気や自然を感じることができました。参拝の時には、案内の方からそこの神様についてや社について説明いただきました。日本の歴史にも触れ、これまでの日本を築いてくださったご先祖様たちに感謝する貴重な体験となりました。

◯瀧野川女子学園に入ってから変わったことはありますか。

・小学生までは自分から発言するタイプではなかったのですが、自分のやりたいことや発信したいことを応援してくれるので、自分から発信する力がつきました。

・教室の隅で本を読んでいるタイプでしたが、この学校で中学生徒会長をやったり、iPadで動画編集をしたり、やったことのないことに挑戦できました。

・算数が苦手で、分からないところも質問できず投げやりでしたが、ここでは少人数なので、すぐに質問することができます。土台がしっかりすることで、難しい問題も解けるようになりました。

◯創造性教育で役立ったことはありますか。

・自分が考えていたことが実現できるということです。意見を共有することで、自分の力だけでは成し遂げられないことも、みんなで作り上げることができます。

・中2の時の「大道芸ロボットを創ろう」では、プログラミングを使うことで「こう動かしたい」が実際に動くことを体感できました。

・今新しい商品をつくることをやっていて、なかなかできない体験で、新しいものをつくる楽しさを感じています。

◯それぞれクラブに所属しているので、いいところを紹介してください。

・私はダンス部に所属しています。幼稚園の頃からバレエを習っていて、バレエ以外もやってみたくて入りました。バレエとは違う動きや空気感があり、バレエとの違いがわかって良かったです。先輩も優しく、和気藹々としているので楽しいです。クラスだけでなくクラブのみんなに会う楽しみもあって、毎日楽しく学校に通ってます。

・私は箏曲部に所属しています。箏曲には丸爪を使う山田流と、四角い爪を使う生田流があるのですが、ここでは山田流をやっています。コーチも優しく、部員は4人で和気藹々としています。古典の曲だけでなく、J-POPやボーカロイドの曲にも挑戦しています。

・私はバスケ部に所属しています。部の雰囲気は楽しく、頑張るところは一生懸命頑張ります。テストとかで辛いことがあっても、クラブでストレスを発散できるので、楽しみながら実力もつけることができます。

◯受験生にメッセージをお願いします。

・3年間で、語学研修など、いろんな体験をしました。他の中学では体験できないこともあるので、新しいことに挑戦できる学校です。

・中学で一番思い出に残っているのは、ブリティッシュヒルズ語学研修です。「花より団子」の撮影で使われたところを紹介してもらえます。あとICTが進んでいて、動画を編集できたり技術的なことが学べます。

・1年でブリティッシュヒルズ、2年で奄美大島、3年で伊勢に行くなど、3年間あっという間で充実しています。少人数で勉強の苦手もなくすことができます。



来週25日(土)は中学受験生向けに、新しく導入する「授業評価型」入試の体験イベントをご用意しています。ご参加お待ちしています!

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