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特集 グローバルシティズンを育てる私学の教育-----私学で育つ! ボーダーを越えて協働する未来の推進役

 パンデミックや戦禍の前にたちすくみそうになる今こそ、グローバルシティズン(世界市民)が育つ、私学の学びに注目します。そこではどのように世界の課題に向き合い、未来の担い手を育てる教育が行われているのでしょうか。  グローバルシティズンとは、多様な国や地域、文化を構成する「世界」で生きる、自立した「市民」。他者を理解し尊重しあいながら協働する世界を実現する人々と言い換えることができるかもしれません。 今号では、それぞれの学校で実施されている教育プログラムの狙い、内容から、グローバルシティズンを育てる取り組みを考えます。 ***「SDGs」で学ぶ  語学教育や海外研修の有無は、私学の魅力の一面に過ぎません。その学びが、世界の未来とどのようにつながるかということに、真価が現れます。 たとえば、多くの学校が探究の時間やオリジナルプログラムで取り組んでいる、「持続可能な開発のための目標(SDGs)」との関わり方も一つの視点となるでしょう。  きっかけが17のゴールのうちいずれか一つへの関心だったとしても、探究して掘り下げていくうちに、ゴールは関係しあい単独では成り立たないことに気づく、そんなプログラムがあります。●桐蔭学園の模擬国連の活動をベースにした「15歳のグローバルチャレンジ」や●三田国際学園の「GlobalEducation」のように、教科の枠に縛られず現代社会の諸問題に取り組む探究的な授業も少なくありません。こうした授業は、一方的に教える授業ではなく、チーム型のPBL型で行われるのが特徴です。  また●芝浦工業大学附属が、SHIBAURA探究で「社会的課題を理工系の知識で解決する能力を養成する」とする、あるいは●清泉女学院の「倫理」が「キリスト教的価値観だけでなく宗教、思想、現代社会の諸問題などについてディスカッションする」といった学校ごとの特徴も、注目したいポイントです。  ●ドルトン東京学園の新校舎のような、建物自体が〝環境教材〟となる例も見逃せません。 ***学びからアクションを生む  探究の学びを自発的な行動に繋げていく生徒も少なくありません。●関東学院の高校生が探究活動で学んだ「多様性と共生」を横浜市のロゲイニングマップにアウトプットしたのは、そうした例のひとつです。●工学院大学附属で高校2年次に行われるGlobalProjectは、訪問国(地)の課題をSDGsと紐づけて解決するプロジェクト型の全員参加の研修です。同校の中学では地元八王子プロジェクトに取り組んでいるように、中高を見通したプログラムが組めるのは6年一貫教育の強みです。●東洋英和女学院の生徒有志の団体TEAMは、ミャンマーに寺子屋を建てる活動をしています。高1・2の探究活動で社会課題を学ぶことは自発的な行動を生む土壌になっています。これは、宗派は違えど同じくキリスト教を精神的土台とする●立教女学院の生徒が土曜集会から模擬国連活動に取り組むようになったこととも合い通じます。  ターム留学や、学校ごとの海外研修やイートン校サマースクールにみられる自分の生活圏から踏み出す体験も、グローバルについて考えるきっかけになるのは言うまでもありません。価値観が揺さぶられたり、文化の違いにたじろいだりすることもあるでしょう。それを中高時代に肌で感じることの意味は大きいはずです。この2年はコロナ禍により制限されてきましたが、徐々にできることが増えてきました。

NettyLandかわら版7・8月号 「グローバルシティズンを育てる私学の教育」アンケート結果報告-4-

その4―共学校(2)― ◆専修大学松戸中学・高等学校 ◇ネブラスカ修学旅行、ISAプログラム、オンライン英会話 学習活動の集大成として中学3年生全員が参加するアメリカ・ネブラスカ州への海外修学旅行は本校オリジナルのプログラムで、英語「で」学ぶ貴重な体験ができます。その1週間後には日本に留学しているアジア圏を中心とした留学生を本校に招き、オールイングリッシュで行うISAプログラム、9月には世界100ヵ国以上の英語講師との会話が楽しめるオンライン英会話がスタートし、楽しく継続的に英語の力を伸ばすことができます。 ◆千葉明徳中学校・高等学校 ◇総合・土と生命の学習 「土と生命の学習」では主に学校内の田畑(自然フィールド)で作物を育てる体験をしながら、1・2年生合同班でSDGsに関連したテーマに沿って「調べて・まとめて・書いて・発表する」取り組みを行っています。食糧問題や自然環境保全、教育などに目を向ける生徒が増えています。 ◇課題研究論文 2年生の後半から3年生にかけて行う「課題研究論文」では、それぞれが興味関心を持つ内容からテーマ(課題)を設定し、自らが考える「問い」に対しての「仮説」を立て、研究し、論文としてまとめる取り組みを行っています。身近なテーマで行いますが、国際的な問題に目を向ける生徒や、海外の先行研究をもとに課題を発見する生徒も多く出ています。 ◇英語・通常の授業/ベルリッツ英会話/Z会オンラインスピーキング 英語の授業は常に海外に目を向けるきっかけになりますが、通常の授業では授業の冒頭で英語の歌を歌ったり、レシテーションコンテストを行ったりすることが、外国語、ひいては外国の文化に興味を引くきっかけになり得ます。 プログラムとしては、英会話教室のベルリッツと提携し、ベルリッツ講師による英会話の授業を1・2年生に対し1クラス20名以内の少人数制で展開しているほか、3・4年次にはZ会のオンラインスピーキングを授業内で年間20レッスン提供し、個別の英会話体験ができるようにしています。ベルリッツ講座とオンラインスピーキングは一貫コース独自の取り組みになっています。5年次の研修旅行も一貫コースのみ行き先をハワイに設定し、現地高校生・大学生との交流が行われます。希望者を対象とした一貫生だけのボストン語学研修や、全員参加のTOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)の研修も数回組まれています。 (ハワイ、ボストン、TGGの研修についてはここ2年間未実施です) ◆東京農業大学第一高等学校・第一高等学校中等部 ◇English Camp ベルリッツやAchieve GOALと連携 ◆新渡戸文化中学校・高等学校 ◇オンライン英会話:オンラインにてフィリピンの同世代の学生と対話する。 ◇スタディーツアー:オンラインや実際に渡航(コロナ前)して、現地の同世代や大人とつながる。 ◇Happiness Bridge:オンラインで大人1対生徒2〜3人の小部屋をつくり、20〜30分の対話を行う。海外からの参加もあり。 ◆八王子学園八王子中学校・高等学校 ◇社会総合 総合コースリベラルアーツ系および文理コース進学クラスにおいて、2単位でSDGsをテーマに探究学習を行うものです。論文執筆とプレゼンテーションを実施します。 ◇学園祭における模擬店利益の寄付 本校では高校3年生が模擬店を出店するのですが、国際赤十字やUNICEF、UNHCRなどの信頼できる国際機関の中からクラスで寄付先を話し合い、利益のすべてをクラス単位で寄付します。自分たちが企画して得ることができた利益がどこに寄付をされるのか、各クラスが店舗に必ず提示するようにし、日本では未成熟な寄付文化の醸成、世界を見る視点を養っています。

NettyLandかわら版7・8月号 「グローバルシティズンを育てる私学の教育」アンケート結果報告-3-

その3―共学校(1)― ◆青山学院横浜英和中学高等学校 ◇異文化体験プログラム・総合学習 シアトルサマープログラムでは、青少年キャンプ、州立ベルビューカレッジでの特別講義等を行います。留学生と交流するグローバルデー、ターム留学(ニュージーランド)、姉妹校短期留学(オーストラリアの姉妹校。現地の生徒宅にホームステイ)、姉妹校生徒の受け入れを行っています。今年度からカナダへの1年単位認定留学と3か月留学も始まります。 総合学習では、福祉、平和、日本文化、国際理解、生き方などさまざまな体験を通して学んでいきます。作法や茶道も校内の茶室で学んでいます。 中3時の広島国内研修は聖書の授業で学んだ「人権」「平和」の大切さを体験します。 ◆桜美林中学校・高等学校 ◇コリア語・中国語 中学3年生から希望者は第二外国語として「コリア語」「中国語」が履修できる。韓国・中国にある姉妹校と交流。他にもインドの学校とのオンライン交流あり。 ◆関東学院中学校高等学校 ◇探究プログラム SDGsを中心に、ロゲイニングマップの作製などを実施。 ◇課外授業「考働学」 本校卒業生で大手広告代理店勤務の講師を招いて、「働く」という観点から、世界の事象について理解を深める。 ◇「聖書」の授業・礼拝 キリスト教のみならず、仏教、イスラム教、ヒンズー教など、宗教というものを世界の人々が大切にしているという観点を日常レベルから身につけていく。 ◇ベルリッツメソッド ベルリッツメソッドで、英語のスキルアップとともに、英語を用いて様々な文化・習慣などについて知識を深めていく。 ◇中国語・韓国語 課外授業として設置。アジア地域に目を向けている。 ◇イートンサマーカレッジ(今年度夏季実施予定) ◆共栄学園中学高等学校 ◇授業内でのオンライン英会話実施 中学3年生の英会話の授業を2つに分けて、半分はネイティブ教員との対面、残りはPCでオンライン英会話に参加して個別に会話を行っています。マルチメディアルームで実施しています。 ◆光英VERITAS中学校・高等学校 ◇オーストラリア Moruyo (モルヤ)ハイスクールとのオンライン交流や台湾上級学校とのペンパル交流 お互いの国の文化について会話やビデオを通じて教え合うことで、生徒の海外への興味や英語学習の意欲が高まりました。台湾ペンパル交流も英語でお互いの国の情報を交換し学校の様子などを、手紙を通じて知ることができました。オーストラリアの高校の先生から日本政府観光局に交流希望があり、本校に連絡が来ました。 ◆工学院大学附属中学校・高等学校 ◇中学における八王子プロジェクト、高校におけるSDGと紐づいたGlobal Projectツアー、MoG、Round Square校同士の交流など 八王子プロジェクトでは地元企業を訪ね、伝統と理解を深め日本を知り、GPツアーでは、SDGの各指標に紐づき海外での経験を深めます。また、MoGでは海外の社会起業の方と共同で現地でのプロジェクトを実施します。

NettyLandかわら版7・8月号 「グローバルシティズンを育てる私学の教育」アンケート結果報告-2-

その2―男子校― ◆鎌倉学園中学高等学校 ◇総合的な探究の時間 高校1年次に行う。5月に10個あるプログラムの中から1つを選び、それについて探究する。2月にプレゼンテーション用の動画を提出し、3月にプレゼンテーションを行う予定。 ◆巣鴨中学校・巣鴨高等学校 ◇SugamoSummerSchool(SSS) 2017年度より実施。様々な分野の第一線で活躍する英国人6~9名をイギリスから講師として迎え、少人数のグループでディスカッションや様々なアクティビティを行います。オックスフォード、ケンブリッジ出身の人格・教養を兼ね備えた講師と6日間寝食を共にし、英語を学ぶこと、使うことに対するモチベーション向上、広い視野・創造力・寛容さの獲得を目指します。 ◇Double Helix : Online 約3ヶ月のオンラインプログラムです。講師の先生方は、いずれもオックスフォード大やケンブリッジ大を卒業され、教職(中高・大学)や医療等、それぞれの分野の第一線で活躍されています。約3ヶ月のプログラム期間中、3月20日(日)の最終日に行われる連続3コマ(50分×3:間10分の休憩有り)のオンラインレッスンに向けて、歴史、医療、免疫学に関する3種類の課題を毎週こなしていきます(期間中は土日を除き、1日2時間程度の準備が必要になります)。今後、諸君達が必要とするであろう力を身につけられるよう、論文を読んだり、講義動画を視聴したり、自らのプレゼンテーションを作成したり、オンライン上で協働したりと様々な手段を用いて課題に取り組んでもらいます。Double Helixで求められる英語レベルは、ターム留学留学先の現地校かそれ以上になります。高いレベルの英語力が要求されることは間違いありませんが、Double Helixを通じて学びを一層深め、高次の思考力を獲得しようという気概のある生徒諸君が応募してくれることを期待しています。尚、今回のDoble Helixでは協働する力を磨くために、日本各地に散らばる高い志を持つ仲間達(市川、鷗友学園女子、駒場東邦、洗足学園、豊島岡女子学園、南山女子、広尾学園)と共に、オンライン通信技術を利用し学んで行きます。

NettyLandかわら版7・8月号 「グローバルシティズンを育てる私学の教育」アンケート結果報告-1-

NettyLandかわら版7・8月号 「グローバルシティズンを育てる私学の教育」アンケート結果報告 実施時期:2022年4〜5月 回答:57校 NettyLandかわら版7・8月号で「グローバルシティズンを育てる私学の教育」を特集するにあたり、NettyLand会員校にアンケートを実施しました。 お聞きしたのは、「外国語学習に限らず、グローバルシティズンを育てる国際教育、生徒が世界に目を向けるきっかけとなる教科やプログラム。その概要」です。またそれを実現するための施設、スタッフなども併せてお尋ねしました。 探究活動やプログラムなど多彩な回答をいただきました。社会課題への問い、学習のモチベーション維持と連動した授業、課外活動などから、世界を見つめる生徒の姿が浮かんできます。「ボーダーを超えて協働する未来の推進役」を育てる教科やプログラムの概要をお伝えします。 その1―女子校― ◆大妻中野中学校・高等学校 ◇フロンティアプロジェクトチーム 学年縦断、希望者選択の課題解決型学習グループ:外部組織や大学とも連携し現代社会が抱える様々な問題を取り上げ、貢献できる活動をする。 ◇グローバルイシュースタディーズ 高校での学校設定科目授業。グローバルイシューズを取り上げ、グループをベースに、リサーチからプレゼンテーションまでの活動過程を通して学習をする。 ◇グローバル教育成果発表会、その他放課後のイクストラカリキュラムイベント グローバル教育成果発表会は毎年2月に開催。1年間のグローバル教育の成果を発表する機会。特に中3高1全員が参加するTEDスタイル英語プレゼンテーションコンテストの決勝ラウンドが会のメインである。グローバル教育専用施設ではないが、グローバル教育・留学・帰国生対応・海外大進学の拠点部署としてグローバルセンターがある。また、生徒はその都度希望者を募りチームを作って参加・運営をしている。 ◆神田女学園中学校高等学校 ◇ニコルプロジェクト 世界と社会に貢献するために、主体的に行動することが求められます。その力をつけるために、「ニコルプロジェクト」と称した探究型の活動を行っています。「ニコルプロジェクト」とは、社会のあらゆる課題の中から、自然(Nature)・文化(Culture)・生命(Life)に関わるテーマを設定し、自ら考えた疑問から今ある課題を見つけ、それについて仮説をベースにグループや一人で調べ、成果物(レポートなど)を作成する協働探究型の学習スタイルです。世界ではどうなっているのか。そんな疑問を持つきっかけになることもあります。 ◇トリリンガル教育 トリリンガル教育では、中国語韓国語フランス語から1つ選択肢学ぶものであり、常に世界に目を向けて活動しています。 ◆北鎌倉女子学園中学校高等学校 ◇グローバル研究 国際的に思考し活躍する生徒を育成するため、わたしたちがどのように異文化を理解しているか、また日本および日本人がどのように理解されているかを知る。教科の枠を取りはらい生徒自身が考える「国際問題」について一年間をとおして個人研究および小論文の作成に取り組む。その成果として、高校生を対象とした小論文コンテストへの応募も行う。また、「水」「病気」「子ども」等の普遍的なテーマ、日本と諸外国の接触を背景とした「外来語」等のテーマについて5、6人のグループワークおよび全体発表を実施する ◆湘南白百合学園中学・高等学校 ◇タラントリリア・プログラム オンライン教育プログラムEton XとVR留学体験ができる英語プログラムを英語の授業内で実施。日常のコミュニケーションやプレゼンテーションスキル、ディスカッションスキルなど、ユニバーサルなコミュニケーションスキルを英語でトレーニングする。最後はVR留学で実践。

NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 ーその3ー

「NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 ーその2ー」より続く Q:学校として取り組んでいるものはありますか? ◆足立学園 ・ほぼ全ての教科や部署で取り組んでいます。※SDGsに取り組んでいるわけではなく、もともと取り組んでいるものが、SDGsに当てはまるという認識です。性教育:いのちの大切さや尊さを改めて気づかせてくれる授業。中2、3年生を対象に「いのちの授業」を行っています。去年度は講師に助産院の先生をお迎えし、「いのちの性」についてお話ししていただいています。高校のデートDV講座同様、性教育の一環として行っている特別講座ですが、いのちが生まれることのすばらしさや、誰もが愛されて育ってきたことを実感できる時間となっています。【5】 ・「救缶鳥」プロジェクトに参加:賞味期限が近づいた未使用のパン缶詰「救缶鳥」を回収し、飢餓に苦しむ国々へ届ける「救缶鳥」プロジェクト。本校はこれに賛同し、備蓄用食料として「救缶鳥」を採用しています。【2】 ペーパーレス化への取り組み:印刷物を減らし、できるだけ電子に移行しています。【7・15】 ・学園祭でバザーを行っています。:制服のリサイクル販売も行っています。ごみの分別によるペットボトル・キャップリサイクルも行っています。【12】 ◆跡見学園 ・キュロットタイプやパンツタイプもあるジェンダーレスな制服。【5】 ◆桜美林 ・会議資料をできる限りペーパレスでできるようにしています。【7・12】 ・学習活動における様々な場面でのジェンダーレス化 ◆鴎友学園女子 ・ソーラーパネル ◆大妻多摩 ・貧困地域に在住している子ども数名に対して、生徒会の募金活動で継続的支援を実施【4】 ・中学3年生全員を対象に、3日間SDGsワークショップを実施。【1・2・5・7・10・11・13・14・15】 ◆大妻中野 ・特定のものは決めていません。ソーラーパネルによる太陽光発電。ペットボトルキャップの回収、書き損じはがきの回収、古着の回収(ユニクロ服のチカラプロジェクト)、制服リサイクル、などです。 ◆かえつ有明 ・環境に配慮したエコスクール(雨水や地中冷熱の利用)【7】 ◆春日部共栄 ・女子の制服にスカートのほかスラックスも選択可能に。リボンかネクタイの選択も可。【5】 ◆神田女学園 ・資源ごみのリサイクル【12】 ・パンツスタイルやネクタイを取り入れる【5】 ◆共立女子第二 ・開発途上国の女子教育の支援、開発途上国への古着支援や募金活動などの生徒会活動【1・2・5・10】 ◆香蘭女学校 ・制服のスラックス導入。ソーラーパネル ◆サレジアン国際学園(現 星美学園) ・ジェンダーレスな制服の導入を検討中 ◆自修館 ・授業、LHR、長期休みの課題等でSDGsとのつながりを意識的に取り入れています。その結果、社会に山積する課題に目を向けたり行動したりしたいという生徒が多く、グローバルユース国連大使(少年少女国連大使)などを目指す生徒が毎年おり、昨年度までで5名、今年度は2名が研修と活動を行う予定です。 ◆静岡聖光学院 ・食と教育(F×ED)プロジェクト:授業においての学びと食や料理など実生活に結びついた学びの模索と創造。生徒による食に関連する商品企画販売活動。男子校による料理の推進 → 食におけるジェンダーの模索と創造。 【4・5・12・15】 ・SDGsをベースにした国際交流活動【17】 ・コンポスト活動【15】 ◆自由学園男子部・女子部 ・ジェンダーレスな制服として、現在女子部は「学校にふさわしい服装なら可」と生徒が話し合い決めた。そのため、スカートの生徒もいればスラックスの生徒もいる。 ◆聖徳学園 ・SDG’sをテーマとしたシネマアクティブラーニングなど。学校全体で「これ」と決めて取り組んでいるものはありません。生徒それぞれがゴールを考えて取り組めるようになるのが理想と考えて指導しております。 ◆湘南白百合学園 ・フィリピンのスラム街に住む子供たちへの支援【1】 ◆清泉女学院中学高等学校 ・学校全体で節電やペーパーレスに取り組んでいます。【13】 ◆西武学園文理 ・ゴミの削減(コロナ対策と関連させ教室内のゴミ箱を撤去し、ゴミを大幅に削減した 2020年度実施)【12】 ◆成立学園 ・女子の制服でパンツも選べるように導入しています。【5】 ◆青稜 ・制服・リサイクル・有機栽培等

NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 ーその2ー

「NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 ーその1ー」より続く 「ある」と回答した学校のうち、「特にゴールを定めていない」「すべてのゴールを対象とする」と回答した学校とプログラムや、担当する部署などは下記の通りです。 ●跡見学園:SDGs探究旅行(将来構想プロジェクトチーム) ●アレセイア湘南:グローバル教育カリキュラム)(総合学習・当該学年の教師で担当) ●江戸川女子:探究活動的(調べ学習/2年の総合学習の時間・担任教員)、自分史ワーク(1年の総合学習の時間・担任教員論文ワーク)、3年の総合学習 ●大妻多摩:理社合同プレゼンテーションウィーク~SDGsを題材に(理科・社会科) ●大妻中野:フロンティアプロジェクトチーム(土曜日午後の希望者選択制の年間の学習活動。授業に準じる) ●かえつ有明:地歴公民科。サイエンス科  ●吉祥女子:SDGsプレゼン学内コンテスト ●聖和学院:国語表現、国際理解教育、探究プレゼン全校コンテスト、地域の防災・減災プロジェクトなど ●神田女学園:ニコルプロジェクト(社会等) ●共栄学園:総合学習発表会(総合学習/総合学習検討委員会) ●香蘭女学校:探究委員会。ラインデザイン室 ●栄東:SDGsを自分ごとに(社会) ●相模女子大学:マーガレットタイム(総合的な学習の時間/中学キャリア支援部担当) ●自修館:C-AIRプログラム(探究) ●実践女子学園:「未来デザイン」(ESD推進) ●品川翔英:Learner's Time (Learner部) ●芝浦工業大学附属:SHIBAURA探究GC(探究/探究用編成チーム) ●芝浦工業大学柏:課題研究(SS1、SS2、GS1、GS2/研究部)  ●淑徳:グローバル教育部 ●城西大学附属城西:JOSAI Future Global Leader Program(担当、教科は定めず、教頭主導のもと全学で対応中) ●聖徳学園:中学1年STEAM、総合高校2年SDGs(STEAM 総合と情報) 総合で国際支援プロジェクトに取り組み,情報とコラボレーション ●湘南白百合学園:家庭科。またSDGsについての任意団体がある ●城北埼玉:中学「新聞ノート」 ●清泉女学院:世界遺産×SDG(社会科世界地理) ●西武学園文理:SDGsを学ぶ(総合的な探究の時間・高校2年生全体。2020年度実施) ●青稜:ゼミナール授業の1講座・自然教室等々VCP:ボランティア ・ コミュニケーションプログラム(総合的学習/VCP推進委員会)

NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 ーその1ー

NettyLand 「SDGsアンケート」結果報告 実施時期:2021年5月 対象:私立中学校231校 回答:93校(回答率40.3%) アンケートは、「SDGsに関連する学習プログラム」の有無を質問。「ある」と回答した学校は約78%で、150近くのプログラムが上がりました。そのプログラムが取り上げるゴール(複数回答可)については、「特定のゴールはない」とする回答が最も多く、約半数に上りました。最も回答の多かったのは「ゴール2 飢餓をゼロに」(全プログラムの26%)ですが、次に「ゴール1 貧困をなくそう」と「ゴール15 陸の豊かさを守ろう」(同数)、そして「ゴール4 質の高い教育をみんなに」と「ゴール5 ジェンダー平等を実現しよう」と「ゴール12 つくる責任、つかう責任」(同数)が僅差で続き、「ゴール13 気候変動に具体的な対策を」も関心の高いターゲットゴールでした。 ただ突出したターゲットがあるというよりも、幅広い視野で多くの課題に目を向けている(課題が関連し合う)のがSDGsの学びであることも伺えます。 以下に、各校回答を掲載します。気になるプログラムや取り組みがあれば学校選びの際に調べてみると良いかもしれません。また、SDGsを“自分ごと”にするのは私たち一人ひとりの行動に委ねられていることにも改めて思いを致したいものです。

世界を見つめる私学の学び-----SDGsを“自分ごと”化して行動する生徒たち

世界を見つめる私学の学び -----SDGsを“自分ごと”化して行動する生徒たち 「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2015年の「国連持続可能な開発サミット」において採択された17の目標と169のターゲットで構成される、国際目標です。この大きく重要な課題に今、小学生から大学生まで、また企業も、そして世界各国も、それぞれが取り組んでいます。NettyLand『かわら版』6・7月号では、このSDGsと私学の教育に注目しました。 ***SDGsを意識した学び 今年5月、「SDGsの取り組みについて」のアンケートを私立中学に実施し、「SDGsに関連する学習プログラム」の有無と教科など、「学校としての取り組み」を聞きました。 93校より回答を得、プログラムが「ある」と回答した学校は約78%で、学校教育が、SDGsと何らかの形で関わっていることがうかがえます。SDGsに関連する学びは、総合学習、社会、英語、理科、あるいは教科横断など多岐にわたります取り組み方もさまざまです。 個々の学校の実践を掘り下げるのは、またの機会に譲ることとし、今回はアンケート回答を中心にご紹介します。 ***SDGsで世界を学ぶプログラム SDGsを絡めたオリジナルのプログラムを構築している学校は、まだそう多くはありません。 和洋九段女子には、中学1年の総合学習から中高の修学旅行、そして高校の自主活動まで繋がるプログラムがあります。SDGsに取り組む企業や団体の取材など、徐々に学校の外に目を向け、社会に向けたアクションが生まれています。同校の中3生(当時)が作ったオリジナルの「SDGsすごろく」は、『SDGs探究アワード2019』で優秀賞を受賞しました。「大切なのはSDGsを通して生徒たちに何をやってもらいたいか」、それがプログラムを貫く信念です。聖徳学園の高2生は教科横断型学びで「STEAM」と「SDGs」に取り組みます。生徒それぞれがゴールを考えて取り組めるようになることを理想としており、国際支援プロジェクトを立ち上げ、担当した国の問題や課題を発見し、解決方法を検討、実践した結果をまとめて発表します。 模擬国連の活動を発展させて今年から始まった、桐蔭学園の「15歳のグローバルチャレンジ」も、プログラムが進む中でSDGsとの関わりが出てくるようです。 いずれもSDGsの掲げるゴールのうち、どのゴールに取り組むかではなく、協働しながら意見や考えを形にしていく過程に成長の足跡が残ります。

学習との両立を目指し、サッカーを通じて豊かな人間形成を ~桐蔭学園・桐光学園・日本大学藤沢・横浜創英~

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から無観客試合で実施されている『第99回全国高等学校サッカー選手権大会神奈川県予選会』は、桐蔭学園・桐光学園・日本大学藤沢・横浜創英の私学4校が準決勝に進みました。 今シーズンは、関東大会・インターハイが中止となり、例年3月より実施される神奈川県リーグも9月開幕となるなか、各校、徹底した感染症対策のもと工夫をしながら質の高いトレーニングを続け、全国高校サッカー選手権に臨んでいます。 準決勝2試合から感じた私学の魅力をお伝えします。 【相手を思いやる気持ち】 第1試合は、昨年の選手権大会神奈川県予選会・決勝で対戦した桐光学園と日本大学藤沢。両チームにとって絶対に負けられない相手でしょう。 前半は、桐光学園がコーナーキックから先制。日本大学藤沢も攻めの姿勢を見せるも、桐光学園の固い守備で得点が奪えずそのまま前半終了。 後半は、硬直状態が続くなか、日本大学藤沢のパスが繋がり始め、ゴール前へと持ち込みチャンスをつくります。すると、日本大学藤沢が得意な連携プレーからゴールを決め、同点に。その後は、一進一退の攻防が続き、そのまま延長戦へ突入しました。 延長後半、日本大学藤沢がゴール前の混戦から得点を奪い逆転。その直後、桐光学園が素早い攻撃からゴールを決め同点に追いつき、決着はPK戦へともつれ込みます。 PK戦を制したのは桐光学園。両校の選手の技術はもちろん、チームの一体感、逆境でも粘り強くチャレンジを続ける姿勢、サッカーの魅力が詰まった見応えのある素晴らしい試合でした。 第2試合は、昨年の神奈川県リーグ3位の桐蔭学園と4位の横浜創英の対戦です。 前半、桐蔭学園がチャンスを確実に決め、先制。後半、横浜創英は果敢に攻撃を仕掛けますが、桐蔭学園は集中を切らさない堅いディフェンスで得点を許しません。横浜創英は反撃を試みますが、桐蔭学園は気迫のプレーで守り抜き試合終了。激しい戦いを制したのは桐蔭学園でした。 神奈川県ベスト4に進む選手たちは常に切り替えが早く、審判の判定に不満を表す場面は少なかったです。自分が次にできることを考え行動する。気持ちの切り替えの早さやひたむきな姿に感服しました。 また、日本大学藤沢の選手が足を痛めピッチで動けなくなると、対戦相手の桐光学園の選手がすかさず声を掛けに行くなど、何度となくこういったフェアプレーの精神がみられました。ライバル同士絶対に勝ちたい試合だからこそ、相手を思いやる気持ちを忘れずに臨む、という姿勢を感じ取ることができました。 惜しくも準決勝で敗れた日本大学藤沢。試合終了直後、悔しい気持ちを抑え、ここまで支え続けたマネージャーに声を掛ける選手の姿が印象的でした。一般の観客のいない無観客試合でしたが、スタンドではサッカー部員と保護者が選手達の活躍を静かに見守っています。「最後の挨拶はちゃんとやろう!」と声を掛け合い、スタンドに向けて整列する選手達。 この美しい姿に、スタンドのサッカー部員と保護者は心が熱くなったことでしょう。 11月28日に行われる決勝戦は、桐光学園と桐蔭学園の対戦です。全国制覇のスタートラインに立つための神奈川県代表が決まります。

私学の「個性」って何だろう。 私学の授業・オリジナルプログラム

私学には「個性」があると言われます。それは、各々の学校に、「このような人物を育てたい」という教育理念があるから。「個性」は、校風やオリジナルの授業・取り組みに現れます。今号では、その一端を見ていきましょう。 ********************************************* 「言葉」の力を獲得する *********************************************  コロナ禍は急速に授業のオンライン化(配信や双方向)を進めました。モニター越しにクラスメイトに向かい、「言葉」を用いて論理的に自分の考えを伝えることは、新しい挑戦だったことでしょう。こういう時こそ「言葉」の授業の真価が現れます。  桐朋女子、森村学園、麗澤で導入されている言語技術。言葉(日本語)をトレーニングし、「思考を論理的に組み立て、相手が理解できる様に分かりやすく表現すること」(つくば言語技術教育研究所HPより)を目的とする教育プログラムです。なお桐朋女子は、日本語と英語の2つの言語を用いて世界で通用する論理的思考力を育てる、DLP(DualLanguageProgram)中に言語技術を取り入れています。東京女学館、サレジオ学院でも言語技術に取り組んでいます。芝浦工業大学附属では、2021年入試にも導入します。 ********************************************* 協働する力を獲得する *********************************************  さて皆様は、「PBL型授業」というと、どの様な授業を思い浮かべるでしょうか。  PBL型授業には、問題提起型授業(Problem Based Learning)と、課題解決型授業(Project Based Learning)とがあります。「主体的・協働的に問題を発見し、解決する能力」を育てることが期待されるアクティブラーニングの手法です。  和洋九段女子では、問題提起型授業を行っています。生徒はファシリテーター役の教師が発するトリガー(引き金)クエスチョンについて考え、生徒同士の意見を聞き、考えをブラッシュアップするサイクルを繰り返すことで、表現力、コミュニケーション力、思考力を身に付けて行きます。批判禁止のルールがあるので、安心して意見をのべることができ、達成感を得ることにも繋がっているようです。聖学院の「探究」は課題解決型。授業時はもちろん、宿泊学習、課外活動は、PBL型教育です。登山や糸魚川農業体験、湯河原町でのソーシャルデザインキャンプなどの宿泊学習は、現地での体験から感じた課題を“自分ごと”として捉え、解決策を提案していく過程で、生たちは大きく成長していきます。  次項からご紹介するプログラムも、PBL型の手法を採っているものは少なくありません。 ********************************************* 「学ぶ喜び」を知る *********************************************  各校ではそれぞれ、工夫を凝らした独自の教科・探究活動を行っています。プログラムのオリジナリティと創造性は、私学の力を示します。  宝仙学園共学部理数インターには、「理数インター」という独自の教科があります。サイエンス・ICT・グローバル教育の要素を取り入れ、「答えのない課題」に取り組むもので、教科書のないその授業では生徒の自由な発想が活発に飛び交います。日本学園では「創発学」を実施。フィールドワークや職業を知ること、論文作成、発表などを通して養うのは、まさに「創」造力と「発」信力です。かえつ有明では、週2日、「サイエンス科」の授業があります。サイエンスという語の本来の意味、「学問」を、オリジナルの総合学習に具現化しています。企業とのコラボや哲学対話などに挑戦し、思考のスキルを獲得していきます。その成果でしょう、「以前は担任が仕切っていたような場面でも、生徒が自主的に物事を考え決めるのが当たり前になりました」と先生方も目を細めます。 【写真左】桐朋女子 【写真中】かえつ有明  【写真右】静岡聖光学院

「未来を生きる人」を育てる私学。自分を見つめ、将来や生き方を考える進路指導

「大きくなったら、何になりたい?」。 そう聞くと、瞳を輝かせて夢を語る子どもにも、伏し目がちに「わからない」と答える子どもにも、等しく未来は訪れます。しかし、「どのように生きるか」を考えた先に見えてくる未来は一人ひとり異なり、自分で変えていけるものです。 今号では、そんな「進路」を切り拓く力を身につける、私学の進路指導を考えます。 ***************************** 「何か」を感じる体験 ***************************** 十代の大半を占める中高時代。知識が増えるとともに、その知識を生かす力も身につけていく時期です。この心身ともに大きな成長を見せる6年間に散りばめられたプログラムは、一人ひとりの進路に、とても大きな役割を果たします。 様々な社会の課題に、〝自分ごと〟として向き合うこともあるでしょう。その時感じる、「誰かのためになりたい」、「貢献したい」という思いもまた、体験から得られる尊い心の核となるかもしれません。 フィールドワークや探究活動といった学校外での活動でも、事前学習、現地での体験、事後のレポートや発表(体験の共有)という一連のサイクルが、より深い思索へと生徒を誘います。 国内外の研修で訪問した土地・国の歴史や文化、あるいは自然環境などに触発されたことをきっかけに、将来の夢が形になるといったことは、その好例でしょう。 進路を考えるきっかけや時期は人それぞれですが、何かを感じた時、「何のために勉強するのだろう」、「大学で何を学びたいのだろうか」を見つめ、具体的な夢が見え始めます。体験という「点」が「線」となり、輝く「面」を形作って行くことでしょう □□■体験のキーワード■□□ フィールドワーク/出会い/言語化/共生/多様性/コミュニケーション/他者理解 □神奈川学園:〝Kanagawaプロジェクト〟は、学年ごとのテーマに取り組みながら、「社会」と「国際舞台」に出ていくためのプログラム □足立学園:弾力的なコース制と「いのちの授業」や「グローバル教育プログラム」などが将来の道を見出すサポートになる ***************************** 進路実現のための学力育成 ***************************** 中高一貫校を志望する皆さんは、学部や学科などはさておき、大学進学はお考えになっているのではないでしょうか。 私学では、生徒個々の進路実現のための学力を育てています。  その一例が、6年という時間を2年ずつ、基礎期、応用期、発成長という三段階に分けて、学習プロセスを組み立てる考え方です。また明確に分けていなくとも、長期的な視点で成長段階に応じた対応が取れるのも、中高6年一貫教育の強みです。 学習習慣を身につけ、学ぶ意欲を喚起しながら基礎的な学力をしっかり養う。その土台の上により深い理解を積み重ねていくことは、自分の将来を考えることにつながります。 教科や探究活動を通した体験も、好奇心を刺激します。それぞれの教科や教科間の連携が総合力を養ってくれるでしょう。 また毎日の学校生活における、様々な学習サポートも私学の特長です。 大学受験を目前に控えた高校3年生になると、実戦的な講習や講座での大学受験対策も広く行われています。予備校に通わず、学校の勉強を中心に据えて大学合格を果たしたという話も、珍しくありません。 □□■学力育成のキーワード■□□ 基礎・応用・発展/学習習慣/探究/教科横断/興味・関心/刺激 □佼成学園:チューターが自習室(毎日朝7時から夜8時まで開室)に常駐。チューターの幅広いフォローは公式ツイッターからも伺える □啓明学園:今年度から始まった探究授業「Mathクエスト」は、数学と他教科とのコラボ。例えば、数学と音楽で「ピタゴラ音律」(中1) 写真左:青稜は自習室「Sラボ」で自学自習のサイクルを身につける 写真中:湘南学園は「人格形成のためのカリキュラム」として独自の「湘南学園ESD」に取り組む 写真右:獨協の学校案内には中高6カ年の成長が示されている