学校からのお知らせ

瀧野川女子学園中学校

高校1年生がチームで「商品企画コンペティション」に挑戦!

ごきげんよう。

創造性と起業家精神を育む「創造性教育」で、高校1年生が挑むテーマは「商品企画コンペティション」。昨年までは一人ひとりが近未来の夢の商品を考え出し、学内企画コンペに挑んでいましたが、今年はチームで挑戦!さらに、実際に商品を制作するところまで取り組みました。

昨日、各クラスの代表チームによる学年発表会を行いました。
今回のテーマは、「近未来の家庭生活体験をデザインせよ」です!


1組「ひかる!アニマルスリッパ」

みんなが寝静まった時間に目が覚めて家の中を歩く時、部屋の電気を点けると明るすぎるので、暗いまま手探りで歩くことはありませんか?

そんな時に足元を照らしてくれるのが、このスリッパです!可愛い動物のデザインで、目のところがLEDで光るようになっています。
スリッパのかかと部分にセンサーがあるので、スリッパに足を入れるとLEDが光ります。

スリッパの裏面にボタン電池を入れるところがあり、厚底になっているので足裏に電池が当たって痛いことはありません。さらにフワフワな生地になっているので冬にぴったりな商品です。

商品は幅広いサイズ展開で、子どもから大人まで使えます。

プレゼン後の質疑応答では、副校長先生より「暗い中でもスリッパの場所がわかるような工夫があると良いと思います。また、今は電気製品でも水洗い可能な商品があるので、丸洗いできるような工夫もあると良いと思います。」とアドバイスがありました。


2組「四季咲袋」

「快適を手元に」をコンセプトに、オリジナルエコバッグを企画。春夏秋冬季節を問わず使ってほしいという思いから、「四季」を商品名に入れました。

紐を引っ張るだけで大きさの調整ができ、トートバッグと巾着の2WAYの仕様になっています。折りたたんでボタンで留めればコンパクトになり、持ち運びにも便利です。また、布製なので汚れてしまっても洗うことができます。

大きいサイズはiPadや水筒なども入る大容量です!
バッグの形やデザインを考えることに時間がかかりましたが、一般的なエコバッグを参考にしながら改良を重ねて完成させることができました。

実際に試作品を見ると、クオリティも高く、可愛らしいデザインが魅力的な商品になっています。エコバッグにありがちな荷崩れに対して、それを防ぐ機能が今後追加すると、さらに機能性が高くなるとアドバイスがありました。商品化を期待しています!

3組「かみブラシ」

ヘアブラシに髪の毛や汚れをキャッチしてくれる紙が付いていて、汚れたら紙を剥がすだけで綺麗を保つことができる商品。

ブラシは卵形で手にフィットする上、落とさないための取手もついています。また、側面には小物入れがついていて、ヘアピンやヘアゴムを収納することもできます。

構造は単純!アイディア溢れる便利アイテムです。

すでにブラシにつけるタイプのシートは販売されていますが、1枚1枚付け替えが大変なこともあり、「簡単に清潔を保てるものが欲しい!」という思いで開発されました。

プレゼン後には、「似た商品との違いを先にアピールすることで、興味を引きつけることができます。商品の魅力を最大限に伝えるプレゼン構成が重要です。」と副校長先生からアドバイスがありました。


4組&A組「めもりわかルン」

「調理をより快適に」をコンセプトに、異なる調味料を計る時の問題を解決してくれる便利グッズを開発!

料理をしている時、計量スプーンの置き場所に困ってシンクに置いてしまい、洗う手間が増えたり、分量より多く出しすぎた調味料を捨てることになったり、困ったことはありませんか?そんな問題を解決してくれるのが、「めもりわかルン」です。

容器のキャップで計量できるので、使用後は容器に戻すだけで洗い物は減り、出しすぎた分も容器に戻せるので節約にも貢献します。

キャップには大さじと小さじの表記があり、一つで両方計量できます。

洗剤では容器のキャップでそのまま計量する商品がありますが、調味料にはないことに着目。「ボトルの口径は一律であることが多いので、キャップのみを販売しても売れる可能性があるのでは?」など、おもしろいアイディアに可能性が広がっていきます!

発表の後には、実際に試作した商品を手に取って見ることができます。
保護者の方たちも、興味深く生徒たちの話に耳を傾けていました。


最後に校長先生と副校長先生から講評がありました。

<校長先生>

どの商品も「欲しいな」と思うものでした。
グループの中で1つのコンセプトが決まってから試行錯誤して検討してきたのが伝わってきました。柔軟な頭の中で「こんなものがあったらいいな」「こんなことができたらいいな」というところから、商品へと練り上げていく段階は貴重な経験です。世の中に出ても求められる力です。
一歩ずつ段階を経て、成長していってほしいと思います。素晴らしい発表でした。


<副校長先生>

今年から大きく変わり、「チームで取り組むこと」、「実際に商品をつくること」という難しいテーマに挑戦しましたが、大成功でした。
今、大学入試はペーパーテスト重視のものから変わり、世の中でちゃんと使える力が身についているかが求められています。会社に入ってからも同じで、それを高校1年生で経験できることは大きいです。
高校2年生の事業化実習も、大成功目指して頑張っていきましょう!

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