学校からのお知らせ

大妻多摩中学校

社会探究×理科Ⅱ×たまエンパワー株式会社②【SDGs 7/11/12/13/15】

2/22(火)と24(木)には、社会探究と理科Ⅱの合同授業として、中学3年生による発表が行われました。この発表のテーマは、先日ご紹介した記事(社会探究×理科Ⅱ①)にあるように、「多摩市の特性を活かした、人と自然に優しいまちづくり ~20年後の多摩市の姿~」です。

まず生徒達は「多摩市気候非常事態宣言」で示されている以下の3つの目標から1つを選択しました。
1.「気候危機」が迫っている事実を市民全員と共有し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指します。
2. 資源の有効活用を図り、使い捨てプラスチックの削減を推進します。
3. 生物多様性の大切さを共有し、その基盤となる水とみどりの保全を積極的に推進します。
そして、その目標を達成するための解決策を提示するとともに、「どのような未来の多摩市をつくりたいか」を発表しました。

印象的であったのが、生徒達の多くが「では、私たちに何が出来るか」と、最終的には「自分たちで未来をどのようにつくるのか」という視点をもっていたことです。これは先日(2/7)、たまエンパワー株式会社の山川代表に出張講義をして頂いた時の「多摩市の未来は、社会の未来であると同時に、君たちの未来なんです。」、「ほしい未来は自分たちでつくる。つくれる。」というメッセージがしっかりと生徒に届いていたということの表れだと感じました。

山川代表には発表当日、3組・4組の発表をご覧頂きました。3組はプラスチック削減に関連する発表が多かったことから、「開発・規制・教育」の3要素についてのコメントを頂きました。プラスチック削減のためには、「代用品の開発」「プラスチック使用の規制」そして、「なぜプラスチックを削減しなくてはいけないのかを理解する教育」が必要であるということです。
4組は時間に余裕があったこともあり、1班ずつコメントを頂くことが出来ました。外部講師の方に講演をしていただく機会は多くありますが、講演後、生徒達がどのようなアウトプットを行ったのかまで見ていただけることは多くありません。生徒達にとって良い経験となったことと思います。

最後に、生徒の感想を紹介します。この取り組みのために教員が用意していた時間の3分の1ほどはコロナ禍の影響を受け、オンラインにせざるをえない状況でした。その中でも生徒達は良いものを完成させるため、積極的にメンバー間で話し合いを行ってくれました。あと一ヶ月ほどで中学3年生は高校生となります。高校生になっても、中学生で得たことを生かして活躍してくれることを楽しみにしています。

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大妻多摩中学高等学校

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