瀧野川女子学園中学校
自分の仕事を創ろう!〜起業を体験する〜
ごきげんよう。
学校独自設置科目「創造性教育」は、日々激化する国際社会の国際競争の中で、成功を掴み、望む人生を創り上げ、日本を先進国として成長させるために必要な、創造性と起業家精神を育みます。創造性教育は、具体的なキャリアビジョン、キャリア計画を自ら創り上げるキャリア教育として、2016年から全学年必修授業として取り組んでいます。
技術革新と共に社会の動きも早くなり、人々のニーズも変わり、新しい仕事が次々に生み出されています。このような社会では、新しい価値を生み出す力が求められ、大学・大学院水準の、世界に通用する専門能力を土台に、仕事として成立させるための創造性と起業家精神を備えていることが強く望まれています。
アメリカの先端大学では、早くからデザイン思考を取り入れ、創造性や起業家精神を鍛え、事業を自分たちで立ち上げるための教育が拡充されてきました。日本でも東京工業大学などでデザイン思考を取り入れた教育が行われています。
このような大学教育改革もあり、2021年度の大学入試改革では、欧米の先進大学と同様に、高校生に自身の明確なキャリアビジョンと、具体的なキャリア計画、そのために準備してきた実績を求める内容へと変わりました。
本校の「創造性教育」では、中学1年次からデザイン思考を取り入れ、段階的に新しい価値、商品、仕事を産み出す力を身につけます。プログラムの中で、デザイン思考、工学的思考、事業化思考等を、チームで手を動かし、試行錯誤を繰り返しながら実践的に学ぶことが特徴的です。
集大成となる高校2年次の「事業化実習」では、チームで出資金を出し合い、デザイン思考を用いて模擬企業を立ち上げます。模擬企業では、マネジメント、マーケティング、製造、会計の役割分担を行い、オリジナル商品を開発し、ハンドメイドで商品を製造し、あかつき祭で販売します。その後、ハワイ修学旅行の際にハワイ大学でチャリティバザーを開催し、売り上げを現地の教育基金に寄付して国際貢献を行います。最終的に決算を行い、活動内容をIR報告書にまとめ上げ、株主総会で会社を解散するまでを体験します。
生徒たちは、「仕事とは」「会社とは」「チームで働くとは」「資本主義とは」といったことを実践的に学ぶため、「将来どんな仕事で、どんな生き方をしたいか」を経験を通して考えることができます。結果として、2021年度の大学入試改革初年度には、前年比で総合型選抜4倍、公募型推薦で2.6倍の合格実績を記録しました。
事業化実習の活動報告の様子は動画でもご紹介しています。
ぜひ公式youtubeでご覧ください!