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日本女子大学附属中学校

教員リレーエッセイ【8月】戦跡めぐり

今年の8月15日で終戦から77年になりました。
私はこの夏初めて、自分の住んでいる街の戦跡について調べてみました。

扉の写真は横浜線矢部駅の「上矢部公園」内にある「相模陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)跡」の石碑です。これ、すごく大きい石です。私の身長よりずっと高く2メートルくらいありました。ここでは戦車、砲弾を作っていました。写真の「陸軍境界地杭」は公園から歩いてすぐのところ。これが80年以上前からここにあると思うと感慨深いです。フェンス奥の麻布大学は昔の「陸軍兵器学校」跡地に建っているそうです。
写真はありませんが、近くに輸送用に使っていた線路が残っていました。

そして淵野辺駅から「相模原市博物館」(入館無料)に行ってきました。
展示によると、戦時下の相模原市は東京から近く、広くて平坦な土地が多かったので軍事施設がたくさん移設されたそうです。1937年「相模原軍都計画」が発足。全国に新興工業都市ができましたが、その中でも最大規模だったそう。相模原が1600ヘクタール、大和が620ヘクタールであることを考えるとその大きさが分かります。

昔は畑や養蚕が盛んで、雑木林がたくさんあった村たちも、戦中の軍都化を経て工業団地が立ち並ぶようになりました。人口は倍増し、ベッドタウンへと成長していきました。相模原には水源、川、宇宙、ショッピングと様々な面がありまだまだ知らないことも多いなと思いました。

熱中症警戒アラートが出た35度の灼熱日に一人社会見学・・とても学ぶことが多かったです。身近な歴史を学ぶのって面白いですよね。

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