瀧野川女子学園中学校
東京理科大学建築学科に合格したSさんに話を聞きました
ごきげんよう。
本日は東京理科大学創域理工学部建築学科に学校推薦型選抜(一般公募)で現役合格した高校3年生のSさんに、進路選択や合格した感想、今後についてお話を聞きました!
🎊合格が決まった感想🎊
広報:改めまして、合格おめでとうございます!第一志望に合格が決まった今のお気持ちを教えてください。
Sさん:ありがとうございます。元々面接の時に手応えの様なものがあったので、そんなに驚いてはいないのですが、でも改めて合格の通知を受けたときはとても嬉しかったです。
✏️進路選択について✏️
広報:Sさんは理系で進学を決めましたが、理系を選択した経緯を教えてください。
Sさん:元々入学した時は理系科目が苦手だったので文系科目で行こうと考えていました。瀧野川女子学園に入学し、小俣先生の理科の授業などを通して苦手意識がなくなり、理系の勉強を頑張ろうと思える様になりました。結果、成績にも反映される様になり、理解度が上がると楽しさも増し、自信にも繋がりました。進路を決める頃には、理系科目に対する苦手意識もなくなり、好きな科目になりました。
広報:Sさんは今回、東京理科大学の建築学科を志望しましたが、なぜここを志望したのですか?
Sさん:まず東京理科大学自体の志望理由としては、多角的な視点や総合的に学ぶことができる点に魅力を感じました。
建築学科の志望理由としては、行きたい研究室があったことが一番です。他にも大学院までエスカレーターで進学できる点や、学部内の他の学科と共同で探究活動ができる点が、自分のやりたいこととマッチしていると思い志望しました。
広報:いつ頃志望を固めましたか?志望を固めてからは、どんな準備をしてきましたか?
Sさん:志望は、2022年の夏に入る前くらいに決めました。推薦にあたり、志望理由書を書いたり、面接の練習をしたり、デッサンの練習をしました。
志望理由書はA4一枚くらいなのですが完成までに100時間くらいかかってしまいました。何度も先生に見てもらって書き直し、より自分の熱意や志望度が伝わるものになったと思います。
面接の練習も7〜8回行いました。繰り返し先生に指導をしていただいたことで、自分がどういう建築をやりたいかが自分の中でより明確になりました。
デッサンは、元々幼稚園から絵を描いていたので絵を描くこと自体は重荷ではなかったのですが、建築向けのデッサンは普段の絵を描くのとは勝手が違うので色々勉強しました。休みの日は一日15〜18時間くらいデッサンし、手の指にタコができてしまいました(笑)。
広報:準備を進める中で一番大変だったことはなんですか?
Sさん:面接の練習で研究室の志望理由がちゃんと答えられず、教授の創っている家を全部デッサンし、自分の中で志望動機をより明確にするという作業を入試の前日までやっていました。デッサンを面接で見せる機会はなかったものの、研究室の志望理由を聞かれた時は教授の建築に興味がある理由や好きな建築をちゃんと答えられたので、やってよかったなと思いました。
✏️進学後勉強したいこと✏️
広報:進学したら、どんなことを勉強したいですか?
Sさん:建築に限らず他分野との融合的な観点から、新たな建築学について創造して行きたいです。例えば、“建築文学”という分野について研究してみたいです。早稲田大学のキャンパス内に村上春樹ライブラリーを訪れたことがきっかけで、建築と文学の融合性に面白さを感じ、興味を持ちました。ライブラリーの入り口に大胆な曲線を描いたひさしがあるのですが、そこから現実性と非現実性の融合が建築から感じられました。その融合は村上春樹の作品の世界観でもみられ、村上春樹の世界観を建築を通して感じられたので、建築と文学が互いに響いているんじゃないかと思い、“建築文学”について研究してみたいと思いました。
🎤受験生へのメッセージ🎤
広報:最後に、今、高校受験を迎えようとしている受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
Sさん:自分のやりたいことを、最後まで貫いて欲しいです。自分の才能を伸ばすためのサポートやバックアップしてくれるのがこの学校のいいところだと思うので、受験が忙しいから好きなことを諦めてしまうということはせず、是非好きなことだからこそ貫いて欲しいです!