中村中学校
本校の生徒が法曹三者と裁判員経験者による意見交換会に参加しました!
12月20日(火)に、本校の4・5年生(高校1・2年生)10名の生徒が東京地方裁判所が主催する意見交換会に参加しました。まず実際の刑事裁判を傍聴しました。
初めて実際の裁判を傍聴し、張り詰めた空気に緊張しながらも、被告人や裁判官、弁護人、検察官の様子をじっと見つめて懸命にメモを取っていました。
その後は、法廷を見学し、裁判官の法服を特別に着用させてもらったり、裁判官の席にも座らせてもらったりしました。
また、裁判の基本的な知識や裁判員制度について、本物の裁判官からご説明をしていただきました。
裁判官という職業に固いイメージをもつ生徒も多かったですが、非常にわかりやすく、ときに笑いを交えながら説明をしてくださり、裁判官に対するイメージが変わった生徒が多かったようです。
そしていよいよ意見交換会が始まりました。意見交換会には裁判員の経験者3名と、それに裁判官や弁護士、検察官が参加しました。意見交換会では、代表で3名の生徒が質問をしました。
裁判員経験者に「裁判員を経験する前と後で気持ちの変化はあったか」とか「判決を出すときに自分の感情が入ってしまわないか」などと質問しました。
また、ドラマと実際の裁判との違いや法曹三者の休日の過ごし方など、高校生ならではの質問も飛びだし、会場は緊張しつつも自然と笑顔がこぼれる穏やかな空間となりました。
参加した生徒は記者からインタビューを受け、「自分の意見をはっきり言えるタイプではないので裁判員になることに不安がありましたが、自分の意見も結論につながるのだと分かり、不安が払拭されました」と堂々と答えてくれました。
この経験を自分の進路や普段の学習に活かして、いつか裁判員に選ばれた際には堂々と参加してきてもらいたいなと思います。
来年から裁判員に選ばれるようになる年齢は、成人年齢の引き下げなどに伴ってこれまでの「20歳」から「18歳・19歳」に引き下げられます。
学校としても、高校生の裁判員への参加をきちんとサポートできるように対応していきたいと思います。