瀧野川女子学園中学校
副校長先生の講演がありました
ごきげんよう。
4/13(木)午前に、副校長先生による講演がありました。
「学ぶ」ということについて大人の視点での話をいくつかと、大学と高校での学びの違いについてお話がありました。
まず、大学で学ぶことの自由さ、様々な文化や人と触れ合うこと・議論を交わすことの素晴らしさ、好きなことに思い切り挑戦することの大切さについて、副校長先生ご自身の学生時代の写真を交えてお話してくれました。
世間一般で伝わっている「世間的に正しい学問」と異なり、最先端の研究や真実に迫れるような学問を勉強できる場所が大学です。他国の学生と忌憚ない意見を交わし、彼らの生活や文化に触れることでより「世界のリアル」とも向き合うことができます。
次に、現在の世界情勢が大変複雑な状況にあり、一つの価値観では測りきれないことについてお話がありました。
ウクライナ情勢、台湾情勢、宗教、民族間紛争など、各国で起きている事柄を事例をあげながら、世界では様々な対立軸をベースに論争、紛争や対立が起きていて、民放のニュースを見ただけでは分からない側面がたくさんあるという実情をわかりやすく説明してくれました。
最後に、日本とはどんな国なのか、そんな国に住んでいる私たちが学校で学ぶ目的とは何か、についてお話がありました。
お話を通して、日本が本当に自然豊かな国であり、島国である環境からも他国の侵略を受けずに独自の文化や歴史、自然を育んできたことがよくわかりました。
そして2千年以上続くこの国で私たちが大切にしてきた「自分も周りも幸せに暮らすこと」の精神を旨に、良い人生を手に入れるための心と力を育む大切さについて教わりました。
現在の複雑な世界情勢の裏では、様々な情報戦が繰り広げられています。
いろんな人が発信する、たくさんの情報について、「おかしいな」と思うことを自分自身で見極める力を身につけるため、大学で好きなことを思い切り学び、専門家になり、みんなが幸せになれるような選択をできるよう、生徒達には学校での学びに真摯に向き合い、大切にしてもらいたいと思います。