瀧野川女子学園中学校
教職員が普通救命講習を受講しました
ごきげんよう。
7/3(月)は東京防災救急協会と滝野川消防署の方に来校いただき、本校教職員が普通救命講習を受講しました。
本校では毎年中高一貫1年生と高校1年生を対象に、3年に一度教職員を対象に普通救命講習を行なっています。この講習を受けると救命技能認定証をもらえますが、この有効期限が3年のため、更新のタイミングで受講するようになっています。
アメリカとヨーロッパのガイドラインをもとに作成された『普通救命講習テキスト』をもとに、救命処置や応急手当てについて学びました。
新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法についての指針も含めた内容で行いました。
傷病者を発見し、周囲の安全と傷病者の反応の確認をした後、周囲に助けを求めた際、119番通報・AEDの搬送に加え「部屋の換気」の協力も求めるようになります。
傷病者の反応の確認や呼吸の確認の際は、確認できる範囲内でなるべく距離をとって顔を近づけないようにします。
また、傷病者がマスクをしていない場合は、ハンカチやタオルなどを傷病者の鼻と口にかぶせてから胸骨圧迫を始めます。基本的には感染症対策のため、成人に対しては人工呼吸はせず、子どもに対しては人工呼吸用の感染防護具があれば使用のうえ行います。感染の危険などを考え、胸骨圧迫だけを続けるだけでも、心肺蘇生としては効果があるようです。
体が濡れている場合、湿布薬が貼られていた場合などを想定しながら、AEDを実際に使いながら心肺蘇生を行います。
いろんな状況を想定しながら行うことで、いざという時に慌てず対処できるようになります。救急車を要請してから現場に到着するまで平均7〜8分かかりますが、その間応急手当を行うことができれば、救命率ははね上がるとのことです。今回の経験をぜひ活かして対応していただきたいと思います。