瀧野川女子学園中学校
夏のオープンスクールを開催しました
ごきげんよう。
7月22日(土)、23日(日)に受験生向け「夏のオープンスクール」を開催しました。
オープンスクールでは、普段の授業と同じように、「黒板の無い教室」で先端ICTを活用した授業の体験や、クラブ活動、「毎日留学」の英語体験、理科実験の他、一流ホテル出身のフレンチシェフが作る学食も体験いただけるイベントになっています。
23日(日)の様子をお届けします!
授業体験
【中学受験生向け】
国語「天気の気持ち」と社会「力と力がぶつかる世界史」の中から選択いただき、授業を体験いただきました。
国語
今回は天気で表現される「物語」の“登場人物の気持ち”をテーマに授業を行いました。
「物語」を読む上で一番大切な“登場人物の気持ち”は時に天気で表現され、天気と心の動きは強い関係があります。
授業で大事な部分は、プリントの空欄を埋めることで理解を深めました。紙ではなく手元のiPad上に配信されるプリントや、自分がiPad上に書いた回答に対してすぐに先生からのコメントや丸つけがされることを、受験生の皆様に楽しみながら体験していただきました。
社会
今回はクリミア戦争を中心とした周辺大国の拠点拡張の動き、歴史の移り変わり、これらの動きの背景について授業を行いました。
当学園の歴史の授業の答えは一つではありません。自分なりに考え、この歴史をどう見るのか、自分なりに考え答えを導き出すことを大切にしています。
大型モニターを利用した授業では、15世紀から19世紀にかけた時系列でのイギリス、ロシアの拠点拡大の推移を、動きのある資料でわかりやすく説明することが可能です。
受験生の皆様にも、大型モニターとiPadを利用したライブ感のある歴史の授業楽しんで体験していただきました。
【高校受験生向け】
高校受験生向けの体験授業は、「《英語》現在完了は現在なのか過去なのか?」「《数学》二次方程式の解の公式」「《社会》明治維新とは何か?」の3つから選択して授業を体験いただきました。
英語
入試にも必ず出題される「現在完了」について、スライドで時系列を分かりやすく示しながら、過去なのか、現在なのか、一緒に考えながら授業が進んでいきます。分かりやすく説明を受けたら、実際に問題に挑戦です。iPadとApplepencilを使いながら問題を解くと、教室の前にいる先生のiPadから丸つけが行われ、受験生のiPadに次々と反映されていきます。書いていた画面に急に先生からのコメントが表示され、「おーっ!」と歓声も上がっていました。
数学
授業の始まりに、二次方程式の先の三次方程式、四次方程式にも解の公式があることが紹介され、四次方程式の細かい式に驚く表情があると同時に、それに比べて二次方程式の式の短さに安堵な表情も見られました。今回は、因数分解を用いて解く方法と、解の公式を用いて解く方法に挑戦していただきました。「黒板の無い教室」で進む授業は、スライドでポイントが色わけされていて、分かりやすく進んでいきました。
社会
今回は実際に本校の中高一貫2年生で行っている授業のレベルで体験いただきました。はじめに先生からは、「本校ではICTを活用し、どんな状況でも学びを止めず、効率的に学べることが特長です。また、これからの社会では、自分の意見が言えることが大切で、調べれば分かるような『暗記する』ことは必要なくなっていきます。大事なのは、調べて分かったことから、どう自分の意見を組み立て、それに理由をつけるかなのです」とお話がありました。本校の授業でも、自分で考え、ディスカッションし、考えを深めることを大切にしています。今回の体験でも、正解のない歴史の問題について考察し、そう考える理由まで考えていただきました。
講座体験
理科「サイエンス・ラボ 夏の実験教室」※中学受験生向け
中学受験生を対象としたサイエンス・ラボでは、4つの実験を体験していただきました。
1つ目の「ガラスのマドラーを作ろう」では、ガラス管の中に好みの色のビーズを閉じ込めて見た目にも涼しいマドラーが出来上がりました。
2つ目の「線香花火をつくろう」ではこよりのように半紙を捻って調合した火薬を閉じ込め、線香花火を作りました。実際に火をつけて、燃え方や火花の色を楽しんでいただきました。
3つ目の「いっしゅんで冷える!ふしぎなふくろ」では尿素と水の吸熱反応を利用して、冷んやりする袋を作りました。袋は保冷剤のように冷んやりしていて、受験生の皆様は化学反応の不思議を楽しみながら体験いただきました。
最後は「バブロケットで遊ぼう」です。文字通り入浴剤のバブを使ってロケットを作りました。必要なのはバブのかけらと、水と、フィルムケースだけです。バブに水を入れた際に発生する二酸化炭素の圧力を利用したロケットです。外に出て、バブロケットの実験をしている受験生の皆様はフィルムケースが「ぽんっ!」と音を立てて空高く飛ぶたびにとても嬉しそうでした。
美術部「ステンシルプリントでOriginalトートバッグを作ろう!」
美術部ではステンシル技法を用いてオリジナルのトートバッグを作成しました。4色の絵の具を混ぜてオリジナルの色を作ります。図形が切り抜いてあるステンシルシートとスポンジを使って、トートバッグの上にオリジナルの色を置いていきます。顧問の先生からは、「トートバッグという画面の中の関係は常に動いていくこと、またその変化や反応を否定せず、迷わず気持ちの動くままに色を置いていきましょう」とアドバイスがありました。
スポンジの押し方で柄の濃淡をつけられることなども習いながら、受験生の皆様は自分の色を作り、思い思いのオリジナルトートバッグを完成させました。
家庭科「イングリッシュスコーンを作ろう!」
特別調理実習では、英国出身のネイティブの先生2名によるスコーン作りを体験していただきました。前方の大型モニターでレシピや手順のコツを説明しながら、スコーン作りを進めていきます。スコーンの生地が出来上がったら、オーブンに入れて焼き上がりを待ちます。焼き上がりを待っている間は、クイズ形式でスコーンの歴史について紹介するミニコーナーが行われました。
焼き上がったスコーンを見て、受験生の皆様は口々に「美味しそう!」と喜んでいました。
茶道・華道「いけばな・茶道体験」
茶道では、お茶を点てる作法や流れを体験していただきました。最初は受験生の皆様本人が在校生からお茶の点て方を教わります。教わった後は、受験生の皆様が保護者の皆様にお茶を点てました。受験生の皆様は、普段と異なり静かな和室の雰囲気や、作法を守りながらいただくお茶やお菓子に少し緊張している様子でしたが、笑顔で参加していました。
華道では、夏らしいひまわりなどのお花を生けました。どのように配置したらお花の良さが生きるか、悩みながらも楽しんで体験していただくことができました。最後に出来上がった作品を、保護者の方と一緒に写真に収めている様子は皆様とても嬉しそうでした。
英語「One Day English Fair」
ネイティブの先生と3つのアクティビティに挑戦し、集めた“Takinogawa Money”を使って、最後に英語でお買い物に挑戦します。巨大ジェンガでは、倒れそうでヒヤヒヤしながら、うまく抜けると大盛り上がりでした!プロフォトグラファーのスティーブン先生は撮影スタジオさながらの教室で、英語を使ってポーズを指示し、iPadで撮影する体験を用意。「右を向いて」「ピースして」など、英語で言いながら受験生同士で撮影し合いました。理科実験のような「Egg Watar Bridges」というゲームでは、自分の考えを英語で伝えたり、チームで協力しながら課題に挑戦しました。
テニス部「テニスを一緒に楽しもう!」
ラケットでボールを扱うのに慣れるため、ゴルフのようにパスし合う練習や、コートでボールを打つ練習をした後は、在校生とラリーに挑戦です。こまめに水分補給をしながら思い切りテニスを楽しんでいただきました。
チアダンス部「Let’s enjoy cheerdancing!
同じチームで世界チャンピオンに輝いた、顧問の池辺先生と安部コーチが教えるチアダンス。コーチからは「チャレンジすることも楽しんで」と言葉があり、いつも部活が始まる前に行う掛け声で体験がスタートしました。受験生と在校生がペアになり、音楽に合わせて準備体操をしたら、YOASOBIの「アイドル」に合わせて振り付け練習を行います。チアダンスはフォーメーションも大事なので、立ち位置を決めて最後はみんなで合わせて踊りました。
バレーボール部「バレーボールを楽しもう!」
最初に受験生と在校生が一人ずつ自己紹介をして自分のポジションも紹介します。顧問の先生と在校生のやりとりに笑いがおき、受験生の緊張も解けたところで、準備体操をして練習開始です。トス練習やスパイク練習など、普段の練習と同じような流れで体験いただきました。受験生も在校生と同じように声出ししながら練習に取り組んでいました。
バスケットボール部「先生、バスケがしたいです!体育大出身コーチが教える本格バスケ」
元日体大バスケ部レギュラーで顧問の長谷川先生の指導のもと、シュート練習やミニゲームなどに参加いただきました。受験生も積極的にシュートを決めていて、点数が入ると拍手が起こりました。本校のバスケ部の活動を本格的に体験いただけたかと思います。
ダンス部「サマー・ダンス・カーニバル ~踊っちゃえ!夏っ!~」
在校生による見本のダンスを披露した後は、初級、中級、上級の3グループに分かれて練習を始めます。初心者の方にも分かりやすいように、在校生がゆっくりと見本を見せながらアドバイスを送ります。最後には全員でダンスを披露。思い切り楽しんで踊る様子が伺えました。
演劇部「演じることを思いきり楽しもう!」
演じるのは人だけではなく体を動かすので、準備運動から始まり、アイスブレイクでミニゲームをしながら自己紹介をしました。その後3チームに分かれ、「スイミー」「くじらぐも」「三びきのやぎのがらがらどん」を使って朗読劇を行いました。受験生も大きな声を出して参加したり、全身を使って表現して、みんな楽しんで参加している様子が伺えました。
ICTを活用した授業体験は、学校説明会の際にも短い時間ではありますが、体験いただくことができます。また、クラブ活動の体験イベントの日などもありますので、ぜひご参加ください!