東洋大学京北中学校
受験生への校長メッセージ
受験生への校長メッセージ
先日、海外塾講師ヒラさんという方が、2021年5月21日に「全国の受験生に送る100の言葉【Youtube 1周年記念】」というブログを立ち上げておられるのを拝見いたしました。
その中で私の実体験に基づく、6つの「お気に入り」を見つけましたので、今回はそれをご紹介し、最後に私の拙い体験を添えさせていただきます。
1 できます。必ずできます。できないことは目の前に現れません。
2 「勉強の本質」は、できなかった問題ができるようになること。
3 行動しない人は現状維持。行動した人は現状打破。
4 ボロボロのズタズタのヨレヨレになるまで1冊をやり込む。
5 脳みそちぎれるくらい1問と向き合い考えましたか?大丈夫です。ちぎれません。
6 間違えた?おめでとうございます。「伸びるチャンス」ですね。
私は元々化学の教員ですが、高校3年生の夏に薄い化学計算問題集を仕上げることにチャレンジした経験があります。1冊を仕上げ終わった時、「分圧の法則」に誤りが多いことに気づかされました。そこで苦手な分野については、正解した問題についても徹底的に解説を読み、過去問や校内外の模試、学校指定の問題集で「分圧の法則」を集め、集中的に退治しました。その問題集にも3回アタックしました。さすがに、それぐらいでは「ボロボロのズタズタのヨレヨレに」はなりませんでしたが、大学入試は勿論、その後の教員採用試験でも化学計算問題だけはノーミスで過ごすことができました。
「ヒラ」さんが仰っていることは、私の持論でもある、「模試は合格可能性を知るものではなく、間違えた部分を毎回一つ一つ潰し、その回を100点にすることで『解けない』をなくすためにある」ということを伝えたいのではないかと思っています。
「間違いは最高」です。その間違いに、他の人の何倍も時間を掛けてみてください。きっと目指すものが得られることと思います。いや、目指すものが得られるまで間違い潰しにチャレンジし続けてください。勝負はまだまだ、これからです。