東洋大学京北中学校
KSST Jr(京北スーパーサイエンスチーム ジュニア) 伊豆大島フィールドワークを行いました
8月21日(月)、22日(火)の2日間、伊豆大島フィールドワークを行いました。
KSST Jrでは、中学生を対象に、学校を飛び出し自然を探究するフィールドワークを実施しています。伊豆大島フィールドワークはそのうちの1つで、中学3年生・高校1年生(内進生)の希望者を対象に行いました。
伊豆大島は、三原山という現在も活動を続けている活火山がつくり出した島です。
1日目は、早朝に竹芝客船ターミナルに集合し、10時30分に伊豆大島に到着しました。到着後は早速、三原山のトレッキングを行いました。伊豆大島ジオパークネイチャーガイドの方の説明を聞きながら、三原山の自然や植生について学びました。溶岩の種類によってどのような違いがあるのか、火山の噴火は植物へどのような変化をもたらすのかなどを、実際に植物や溶岩に触れるなどしながら五感を通して感じ、学ぶことができました。
生徒たちは夢中に生物を観察し、写真を撮って記録したりガイドの方の話を真剣に聞いたりしていました。
ホテルに戻った後は、活動班ごとに1日のまとめをしおりに記入しました。
トレッキング中のメモや写真を参考にスケッチしたり、相談しながらガイドの方の話をまとめたりと、それぞれの生徒が学びを深められていました。
2日目はバスで移動しながら、伊豆大島の自然を学びました。地層大切断面や筆島、砂の浜(さのはま)を実際に観察しました。生徒たちは地層の様子や過去に起こった噴火や噴出物の様子を興味深く観察していました。
伊豆大島の地層は火山の噴火によってつくり出されています。1日目に観察した火山の様子と比較しながら地層や植物などを観察することができました。
伊豆大島火山博物館では、伊豆大島だけでなく日本や世界の火山についての展示があり、ジオパークの魅力や火山の様子などを学びました。
今回の活動を通して、普段身近にはない火山について学ぶことができ、大自然の植生を知ることで充実した活動を行いことができました。
伊豆大島はハワイ島と姉妹島盟約を結んでいます。本校では、9月26日(火)~10月1日(日)に、高校生対象のKSST(京北スーパーサイエンスチーム)の活動で「アカデミックフィールドワークin Hawaii」を実施し、ハワイ島でのフィールドワークを行います。伊豆大島とハワイ島はどのような繋がりがあるのかなど、伊豆大島フィールドワークの学びをつなげていってほしいと思います。
(生徒の感想)
・ガイドさんの話を聞いてさらに噴火、火山に興味が湧きました。特に火口近くに行ったときが、テンションが上がって良かったなと思いました。噴火の迫力を生で感じられたようでワクワクしました。(高1)
・島全体が火山ということもあり、学ぶべきことが多かったです。火口付近についての情報に特に興味を持ち、溶岩の名前や特徴について学ぶことができました。(中3)