瀧野川女子学園中学校
ハワイ修学旅行番外編〜生徒にハワイの感想を聞きました!②〜
ごきげんよう。
高校2年生、一貫5年生は、先月4泊6日でハワイ修学旅行に行ってまいりました!
創造性教育の一環である「事業化実習」では、1会社15名ほどの模擬会社を設立し、商品の開発から販売まで行いました。あかつき祭では販売部門賞を受賞し、ハワイのチャリティーバザーを大成功させた、模擬会社「紫雲英」の副社長を務めたTさんの感想文をご紹介します。
私たちは、インサイトである「日常を快適に」を念頭に株式会社紫雲英を設立しました。
そして私は副社長という大切な役割を任せていただきました。
紫雲英とは蓮華草の正式名称です。
紫雲英の「心が和らぐ」という花言葉から癒しを感じる為、この名前にしました。
会社を設立するために話し合いを繰り返し、まだ世の中にない商品を考え、そこでタオルに着目し販売することにしました。
ただのタオルではオリジナリティがないので、1枚1枚を染めて世界に一つだけのタオルにしました。
最初は海外でタオルは売れるのかなどすごく心配しました。
話し合いの結果、日本の要素を取り入れれば買ってくれる人が増えるのでは?と考え、タオルで作った巾着、巻物風タオル、を普通のタオルに加え作成し、チャリティーバザーで売る際には、おみくじで出た色のタオルをゲットできるというゲームと、菜箸でタオルを取るゲームを取り入れました。
ネイティブの先生に何度も相談し、ゲームについてどうしたら端的に説明できるか試行錯誤を重ねチャリティーバザーに挑みましたが、当日は緊張で頭が真っ白になってしまいました。ですが、副校長先生などたくさんの先生にアドバイスを頂き、勇気を振り絞ってチラシ配りをしたり、接客することができました。
私たちは何のためにチャリティーバザーをしているのかや頑張ったところなども英語で説明することができたらもっと良かったのかなと反省もありましたが、結果おみくじと箸を使ったゲームはどちらも好評で巾着とタオル合わせて140個売ることができました。
その中でも特に人気だったのが箸のゲームです。
箸のゲームとは事前に、段ボールの中に巻物タオルを入れておき、菜箸で取ってもらうという簡単なゲームです。
準備の段階で、先生方も挑戦していたのですが、なかなか取れる人がいなく心配になりましたが、ハワイの方々は皆さん簡単に取っていて驚きました。
説明が難しくジェスチャーで伝えることが多かったですが、理解してくださり、とても楽しくチャリティーバザーができました。
天気にも恵まれ、炎天下の中でしたが社員みんなが自分の仕事を見つけ、率先して行動してくれました。
会社を設立した当時は本当に私たちの商品が売れるのか心配でしたが、先生たちからも好評でとても嬉しかったです。
チャリティーバザーを通して私は対応力を身につけました。
社員18人をまとめ、みんなに役割を分担させ指示をしたり、社長の補佐をし中間発表などで前に立ったりしました。
これらの経験から、どうしたら自分の意見を皆に伝えることができるのか、指示が出せるのかなど普段の学校生活では経験できないことができました。予測していたこととは違うことが起きたりとその場その場の対応力が必要とされてきました。
変更することや、判断が必要なことがとても多く大変でしたが副社長はやりがいのある仕事でした。
これらの経験を活かして今後の学校生活を充実させたいです。