東洋大学京北中学校
受験生への校長メッセージ
大阪市平野区の専念寺に、「ネコ坊主」と呼ばれている御住職 藪本正啓(やぶもと まさひろ)さんがいらっしゃいます。
藪本さんの41歳の誕生日は、特別な一日だったそうです。小学1年生の頃に、父親を同じ年齢で亡くしたからです。「誰もが41歳を迎えられると思っていませんでした。もう一度、生まれ変わるような気持ちでした。」
そんな誕生日を前後して、掲示板のフォロワー数が伸びたという奇跡のような出来事があったそうです。
藪本さんはその日、《私を私に産んでくれて、ありがとう》と投稿しました。
その掲示板には、他にもこんな言葉が書かれています。
「あなたが生まれた時、沢山の人を笑顔にして幸せにしたんです。だから「私なんて」って思わないで。」
「正しい意見でも思い遣りがなければ、言われた人は傷つく。」
「あんまり気にしない。どーせ何をしても言われます。」
「些細なことで他人を許せなくなってきたら、危険信号。」
「知っていましたか。あなたが幸せに生きるだけで、誰かを幸せにしていることを。」
「相手を理想化してはいけない。理想は自分のために持つもの。」
「これは単純で、大事なことです。嫌いな人は、嫌いで良い。それ以上、考えないようにすること。」
「ハンバーグでも嫌いな人がいるから、皆から好かれるなんて無理ムリ。」
フォロワーの方からは、「自分が気をつけないと思ったことを書いていらっしゃるので、自分に向けた言葉だから等身大で説教臭くない。」と評判になっています。
少し長くなりましたが、最後に、受験生に見てほしい言葉をネコ坊主の掲示板から抜き出しました。
「あなたが、人生の主役です。」
「成功したければ、先ず願ってください。そして正しい努力を長く続けてください。絶対に、実ります。」
「大変な時は、自分が大きく変わる時。変われるタイミングなんです」。
「コツコツと積み重ねる努力と運が合わさると、奇跡となる。」
また来月も、お目に掛かりましょう。