学校からのお知らせ

東洋大学京北中学校

未来の科学者育成プロジェクト ジュニア農芸化学会2024にて学会発表を行いました

2024年3月26日、未来の科学者育成プロジェクトEチームの高校1年生がジュニア農芸化学会2024で学会発表を行いました。昨年度はコロナウイルスの影響でオンライン開催となりましたが、今年は対面によるポスター発表となりました。

 

ジュニア農芸化学会2024のHPです。JP40「微生物の大きさを利用した新規スクリーニング法の構築」という演題で発表しました。

 

高校生たちは、自ら研究を進めてデータをまとめ、その内容を要旨やポスターの形にしていきました。また、作成したポスター内容を大学院生や教授、大手企業の方々に向けて立派に説明していました。また、様々な指摘を受けながらこれまで行ってきた研究にさらなる可能性を感じていました。そして、研究を通じて他校との交流も深めており、充実した時間を過ごせていました。今後も生徒たちが成長できるよう活動をサポートしていきます。

 
参加した高校生たちの感想を掲載します
坂井さん
中学3年生から酵母の研究を始めて、集大成として無事に学会発表を終えることができました。このような貴重な機会をつくってくださった先生方には感謝しています。
酵母の事前知識がないところから始めて、実験を重ねていくなかで思いどおりの結果が出ずに悩んだり、専門用語が難しかったりして理解するのに時間がかかったりしましたが、様々な助言をいただきながら要旨やポスターが完成した時の喜びは大きく、さらに学会発表での酵母に関するあらゆる角度からの意見や質問は自分の視野をさらに広げさせることとなり、大きなやりがいを感じました。

 

辻野さん
北海道から沖縄までの実に多くの高校生が発表に参加していました。どのチームからも研鑽を積んできたであろう苦労が窺えました。ハイレベルな人たちに囲まれる中、私たちのチームにいらした高校生、教授、科学者などの専門家とディスカッションをしました。自分の考えが伝わる喜びもさる事ながら、新たな視点やこれまでに無かった発見ができ、その時間は得も言えぬ気分になれました。学会発表はそんな学問の楽しさに気づかせてくれる1日だったと思います。

 

説田さん
今回のジュニア農芸化学会は初の挑戦ということもあり、私たちが1年をかけて研究をし、準備をしてきたことであっても不安を感じていました。その影響から最初のうちはかなりたどたどしい口調で発表をしていましたし、質問をしてくださった方に対しても上手く返すことができませんでした。その時は自分がやってきたことを話すということがこんなにも難しいのかとショックと悔しさを感じました。ですが、一緒に実験を行ってきた仲間たちが堂々と発表して積極的に話している姿を見て、自分もこうしてはいられないと気持ちを切り替えていきました。そこから先は上手くできたとは言えませんが堂々と話をし、質問にもできる限り返していきました。答えられない質問に対してもアドバイスを頂いて、それを自分の知識として吸収しました。このように今回の学会発表は不安もありましたが学ぶことがとても多く充実した1日なりました。この経験を今後の生活で活かせるようにもっと知識を深めていきたいです。

未来の科学者育成プロジェクト ジュニア農芸化学会2024にて学会発表を行いました

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