東洋大学京北中学校
2024年度「未来の科学者育成プロジェクト」が始動しました
本校は「本当の教養を身に付けた国際人の育成」を目標にしており,教養教育の一環として「理数教育の充実」に取り組んでいます。
未来の科学者育成プロジェクトは東洋大学との中高大連携プログラムで、中学3年生の生徒たちが大学の先生方とともに1年間の研究活動を行う理数教育の活動です。
今年度も活動が始りました。生徒たちは、A~Fチームに分かれ、チームごとの研究テーマに基づいて研究活動に取り組みます。今年度のチームおよび研究テーマは以下の通りです。
A 小柴 和子 教授(生命科学部 生命科学科)
「動物の体が動く仕組みを観察しよう」
B 大瀬良 知子 准教授(食環境科学部 健康栄養学科)
「食事環境の整備で摂食量をコントロールできるのか」
C 露久保 美夏 准教授(食環境科学部 食環境科学科)
「料理は科学!〜「なぜ?」を「なるほど!」に〜」
D 加藤 真未子 助教(健康スポーツ科学部健康スポーツ科学科)、長谷川 勝久 教授(文学部 教育学科)
「プロスポーツ選手の巧みさをデータから探ろう」
E 三浦 健 准教授(生命科学部 生物資源学科)
「乳酸菌を用いたパン作り」
F 伊藤 政博 教授(生命科学部 生物資源学科)
「スマホ顕微鏡でクマムシを見よう~100倍の日常をスマホで楽しむ~」
生徒たちは、1年生のときから先輩たちの研究発表に触れることにより、プロジェクトへの参加を楽しみにしていたようです。一番早い活動開始となったEチームの生徒たちに意気込みを聞いてみました。
●私は、中学1年生の時から先輩方の未来の科学者プロジェクトの発表を見てきて、とても楽しそうと思い、興味がありました。そのため、大学教授の先生方や大学生の方々に教えていただいたり、実験を繰り返し行っていく中で、多くの知識を身につけ、先輩のように目を引くくらい魅力的な発表ができるよう頑張りたいです。(中3K・Mさん)
●私は、1年生の時に未来の科学者プロジェクト発表を聞いてからこのプロジェクトに興味を持っていました。いざ初回に参加してみると先輩方の発表を聞いただけでは分からなかったことや、普段の授業では絶対に聞けないようなお話を教授の先生から、聞くことができ、これからの活動がさらに楽しみになりました。年度末の未来の科学者プロジェクト発表に向けて頑張っていきたいです。(中3Y・Nさん)
●Eチームには、学会発表やパン販売という他のチームにはない目標があります。私はそのことに興味を持ち「乳酸菌を用いたパン作り」という研究を選びました。様々な実験を行っていく中で新たな疑問を見つけたり新たな発見をして、Eチームの先輩たちに負けないくらいパン作りについて詳しくなりたいです。そして、1年間を通して研究したことを発表するときは、パン作りの過程にはこんなに面白いことがあるんだと知って貰いたいです。(中3K・Aさん)
1年間の活動を通してどのような成果が得られるかとても楽しみです。
3月の報告会に向けて、頑張っていきましょう。