郁文館中学校
【人と自然の調和を自分ごと化】陸前高田SDGs未来都市研修を実施しました!
SDGs教育日本一を掲げる郁文館では、募金や寄付活動を中心にSDGsの啓蒙を行う “SDGs委員会” や、郁文館の校舎を100%風車の再生可能エネルギーで運営する “RE×E100” 、発展途上国の現状を五感を通して体感する “カンボジア・バングラデシュSDGs研修” など、生徒がSDGsを体感し学ぶことができる様々な取り組みを行ってきました。
今回は初めての試みとして、3泊4日のSDGs未来都市研修を岩手県陸前高田市で実施し、中学1年生~高校3年生までの計19名が参加しました。
「当事者の一人として、人と自然の調和の持続可能性を考えよう」を目的に、SDGs未来都市に認定された陸前高田で実際に行われている産業を体感し、本当の意味での共生社会を考えました。
初日は、“食の未来を守る”ことをコンセプトに理事長が運営するワタミオーガニックランドのBBQで腹ごしらえをした後、伝承館や被災地を訪れ、東日本大震災からの復興の様子を見学しました。震災後に生まれた生徒も参加しており、最初は「当時の様子がよくわからない」と答えていましたが、伝承館のスタッフによる説明や被害を受けた建物を見学したことで、どれほど震災が恐ろしく、災害に強いまちづくりが大切かを学ぶことができました。
2日目は林業・カーボンクレジット研修とイワナの養殖池を体験しました。森林組合の方々による講義・グループワークでは、生徒たちが積極的に質問をしている様子が印象的でした。また、一見難解な内容に見受けられるカーボンクレジットについての研修は、ワタミエナジーの方が授業形式でお話してくださり、生徒たちもうんうんと理解しながら話を聞くことができました。仲間と協力しながら行ったイワナの塩焼き・薪割り体験では、生態系の維持について楽しみながら学ぶ様子が伺えました。
3日目は藻場再生のラボや牡蠣の養殖を見学。水産業やブルーカーボンについて学びました。ただ見学をするだけでなく、漁師の方が広島牡蠣との違いについて丁寧に教えてくださるなど、生徒たちの関心も高まったようでした。また、午後にはイカダづくり・イカダレースを体験。都会ではなかなか体験できないアクティビティのため、生徒たちはワクワクしながら参加していました。
生徒たちは、陸前高田SDGs未来都市研修を通じて、「産業×SDGs」を主体的に学ぶことができました。
この研修で得た経験を自分ごと化して普段の生活へ活かしてほしいと思います。