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日本女子大学附属中学校

教員リレーエッセイ【5月】つづいていくもの

新年度が始まり少し経ちましたが、新たな環境、新たな関係性には慣れたでしょうか?私は今年度から着任したので、まだドタバタと毎日を過ごしています。早速このエッセイを担当することになり何を書こうか悩みましたが、折角なので私が中高時代の友人達と行っている活動を紹介したいと思います。
昔語りになりますが、私は高校生の頃アトリエという研究グループ(研G)に所属していました。工芸室前の廊下にステンドグラスのような切り絵が貼ってあるのを覚えていますか?かつては私もあの作品たちを作っていました。部活は本当に楽しくて、同級生、先輩・後輩、顧問の先生も大好きで、充実した日々でした。
高校時代の部活が忘れられず、大学生になって再び集まった同級生のメンバーで今も制作活動を続けています。活動内容としては、ギャラリーの部屋を借りて、その部屋の壁面を全て覆うサイズの壁画を描き、窓の大きさのステンドグラス風切り絵を作って展示します。使用する画材も制作方法も部活のものを殆どそのまま踏襲して続けているので、制作は皆手慣れたもの。もうみんな社会人なのにずっと高校時代に囚われてるね、なんて笑ったりもしますが、そう言える学生時代を過ごせたのはとても幸せなことです。
一緒に活動しているのは高校の部活のメンバーですが、中には中学校からの友人もいます。教員として中学校に戻ってきてから、「未来のワタシ」に友人のページがあったり校務センターに友人が執筆した本が置いてあったりと、社会へ羽ばたいていった友人達の活躍を耳に目にする機会が更に多くなり、勝手に誇らしく思う毎日です。
中学時代の友は一生の友とはよく言いますが、こうして活動を続けたり、忙しい日々の合間に遊んだりと、私にとっても学生時代の友人達は一生の宝です。新しい関係を築くのはいつになっても緊張するものですが、得た出会いを大切に日々を過ごしてほしいなと思います。
ちなみに、今年は夏休みにギャラリーのカフェスペースの壁をお借りして壁画を描きに行く予定です。まだ準備段階ですが、定期的に相談したり、下図を作ったりと当日を楽しみに過ごしています。忙しい毎日ですが、友人の縁も創作活動というライフワークも長く大切にしていきたいものです。

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